2016 Fiscal Year Annual Research Report
Translingual Performance of Shakespeare Worldwide: Challenges and Possibilities
Project/Area Number |
26370310
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
浜名 恵美 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (20149355)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | シェイクスピア / 超言語上演 / 超言語実践 / 翻案 / 多文化研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
・7月25-29日に開催されたIAUPE(International Association of University Professors of English)の国際学会(3年毎に開催、2017年度開催校:ロンドン大学)のシェイクスピア部門で口頭発表を行い、7月31日-8月6日に開催された第10回世界シェイクスピア会議(10th World Shakespeare Congress, 5年毎に開催、2017年度開催地:連合王国ストラットフォード・アポン・エイヴォンとロンドン)の『リア王』の翻案に関するセミナー(Leaders:Michael Neill, Abigail Robinson-Woodall, David Schalkwyk)にメンバーとして参加し、超言語実践の観点から有効なシェイクスピア上演のあり方についてその時点で最善の総括を行うと共に認知学的アプローチの必要性についても言及した。2つの国際学会における発表論文は、それぞれアメリカとチェコの学術雑誌に掲載された。 ・出版が遅れていたMulticultural Shakespeare(出版国:ポーランド)が出版され、論文が公開された。 ・本研究課題「世界シェイクスピア超言語上演の意義と可能性」の遂行中に執筆した論文を中心とする論文集を2017年度に出版する準備を進めている。 ・2017年1月7日に開催された早稲田シェイクスピア・フェス、シンポジウム「アジアのシェイクスピア―シェイクスピア受容の多様性」において基調講演「アジア・シェイクスピアの上演・研究の現在―シェイクスピアのアジア、アジアのシェイクスピア」を行った。超言語上演の意義だけではなく、本研究を進める過程で認識するにいたった認知学的アプローチ、ディジタル・ヒューマニティーズ、今後の人文学研究のあり方などへの発展的な提言を行った。
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