2015 Fiscal Year Research-status Report
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26370321
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
山城 新 琉球大学, 法文学部, 教授 (80363654)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ピーター・マシセン / 20世紀アメリカ文学 / 環境文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度に予定されていたインタビューが実施できなくなったため、20世紀アメリカ文学 研究に関連する資料を調査・収集を続けた。特に20世紀後半のアメリカ文学研究実践や文学理論の動向について調査し、資料の解読を続けた。 マシセン関連の特別資料を管理するテキサス大学 オースティン校のHarry Ransom Centerを訪問し、調査をした。当施設ではマシセンの直筆原稿を始めとして、マシセンの初期の作品にまつわる様々な資料が閲覧可能であり、多くの資料をデジタルカメラで複写し持ち帰ることができた。特に、初期のマシセン作品がどのような編集プロセスを経て出版されたかを示す資料については、これまでマシセン研究で取り上げられたことが無く、本研究課題の新たな成果として期待される。 第二回海外出張としてアメリカのピーボディエッセクス博物館及びハーバード大学図書館を訪問し、現代アメリカ文学研究関連資料を収集した。特に21世紀アメリカ文学研究関連資料が充実しており、多くの資料を収集することができた。 二回の調査出張で収集した資料を検討、評価し、作品論との関連付けの検討を続けた。まだ資料整理及び解題が途中であり、学会発表やワークショ ップなどは参加できなかったが、論文出版の為に成果をまとめる準備を続けた。学会発表の予定が立たなかったため、その出張費を二回目の調査出張費に充てることになった。次年度には韓国で環境文学会関連の国際会議が開催予定であり、会議には参加予定である。また、香港で開催される国際会議に招待講演する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度に作家が逝去した為、次年度以降の研究計画に少し調整が必要になったが、想定内の計画変更であったため、研究成果としては概ね順調であると判断した。また、二年目に予定していた学会発表が変更になったが、その際の代替的措置として調査出張実施を想定していたため、これも想定内の計画変更となった。結果として、2回の海外調査出張で、資料収集を充実させることができ、また、最終年度に国際会議で招待発表することになったため、概ね計画どおりと判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
5月に香港の国際会議で招待講演することになっており、これまでの研究成果を部分的に発表する予定である。5月の国内のアメリカ学会に招待発表することが決まっており、関連トピックについて発表予定である。また、11月に環境文学国際会議に参加し、研究成果について意見交換する予定である。これらの研究成果発表の機会をとおして、最終的な成果のとりまとめをすすめ、年度末には海外で成果を出版できるよう準備を続ける。
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Causes of Carryover |
予定していた学会発表を実行しなかったため、当初計画に変更が生じ、使用額に変更があった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
既に別の国際会議と国内学会に参加が決まっており、その参加費に充てる予定である。
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