2014 Fiscal Year Research-status Report
フローベール『聖アントワーヌの誘惑』におけるファム・ファタル神話研究
Project/Area Number |
26370372
|
Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
大鐘 敦子 関東学院大学, 法学部, 教授 (50350541)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 生成研究 / フローベール / プラン、シナリオ / ファム・ファタル / 女性像 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は新規採択課題作品についての批評や研究書などの収集に取り組んだ。 折しもLa Tentation de saint Antoine のプランとシナリオ転記資料約100枚がフランスで出版・公開されたため、研究の基盤づくりをした。 これまで手がけてきたプランとシナリオ等初期草稿におけるフローベールのエクリチュールの特徴の分析、およびフローベールの草稿転記方法の国際的基準について情報収集と分析を深め、転記の精度を高めることに努めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は体調不良のため、国内での研究にとどめたため、海外での草稿調査は次年度以降とした。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度は、海外調査で実際の草稿保存状態を確認し、転記すべき草稿をテーマにそって決定し調査を開始する。また、関連する文献をBNFで渉猟する。
|
Causes of Carryover |
本年度は療養のため、国外調査等は控え、国内でできる基礎研究を中心に遂行したため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度以降は、現地での草稿調査、文献調査を予定通り実施する。
|
Research Products
(1 results)