2015 Fiscal Year Research-status Report
漢魏晋南北朝隋唐に於ける『山海経』の受容について―神話と文学・社会
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26370415
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Research Institution | Nishogakusha University |
Principal Investigator |
松浦 史子 二松學舍大學, 文学部, 講師 (80570952)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 人面獣 / 人面鳥 / 異形 / 『山海経』 / 『天地瑞祥志』 / 瑞馬 / 画像石 / 志怪書 |
Outline of Annual Research Achievements |
・出産による産休・育休期間中とも重なったため、当初予定していた研究の5分の1ほどの達成度となった。
【文献研究】①日本・前田尊経閣文庫所蔵『天地瑞祥志』に所載される「瑞馬」「瑞車」の表象について漢~唐間の文献を中心に比較検討する一方、その成果を、平成25年度に科学研究費(若手B)の成果の一環である『山海経』に見る「瑞馬」を巡る研究と併せて検討した。②平成26年度(基盤C)の研究成果を踏まえ、漢~唐間の志怪書・博物書に見る異形の鳥獣-とくに人面獣・人面鳥について比較検討を行った。
【図像研究】①毎年、隣接分野の専門家と共に夏期に挙行しているフィールドワークについては、出産育児に伴い全く行うことができなかった。②日本・前田尊経閣所蔵『天地瑞祥志』に所載される『山海経』とその周辺に関連する祥瑞図と、漢魏晋の画像石・画像磚・壁画に見る祥瑞図の比較検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
第一子出産による産休・育休期間中とも重なったため、当初予定していた研究の5分の1ほどの達成度となった。
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Strategy for Future Research Activity |
大学授業などへの復帰を果たしたばかりということもあり、当初予定したペースでの研究は困難であると推測されるが、夏期にはフィールド調査を施行予定である。また国立民族学博物館の共同研究員として「異形の博物」に関する共同研究の成果の一部を併せ、本研究での「異形の博物」研究を進める計画である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、出産育児に伴い、研究時間が十分に確保できなかったことがある。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額の使用計画については、夏期・冬期の大型休業中に海外でのフィールド調査を予定しているため、それに照準を合わせる形で、各種機材・文献資料等を取り揃えることを計画している。
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