2015 Fiscal Year Research-status Report
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26370560
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中村 芳久 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (10135890)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 認知モード / 言語類型 / 言語進化 / 主観性 / Iモード / Dモード |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の、研究成果として、①『ラネカーの(間)主観性とその展開』(中村芳久・上原總編)の出版で初校段階まですすめることができたことが大きい。とりわけ認知文法理論の主観性現象の扱いに対して明確に捉え得たこと、またこの理論でとらえきれない主観性現象を明確な指摘と、その認知的な対処が明確になった。これによって、認知モードに基づく認知的言語類型論の基盤もより精緻なものとなった。②『認知文法研究―主観性の言語学ー』もその出版を初校段階まで進めることができ、言語、文法の認知文法的アプローチの全貌が示されることになった。この成果は、そのまま言語進化を引き起こす認知的要因はなにかという認知言語学的言語進化論の議論へつながっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
理由は、上記研究実績概要の通りであるが、とりわけ認知モード、とくにIモードの主客未分の側面が、より明確になり、IモードとDモードの位置づけが明白になった点が理由としてがあげられる。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度の研究で、特に、認知モードのより明快な位置づけが可能になったが、それをもとに、より精緻な認知類型論を目指し、言語進化についても論点を絞って詳細な議論を展開する。
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Research Products
(8 results)