2015 Fiscal Year Research-status Report
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26370594
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
島田 めぐみ 東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (50302906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
孫 媛 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00249939)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 日本語 / 初級 / 助詞 / アトリビュート / 認知診断モデル / Webテスト |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に実施した認知診断助詞テスト第1版の調査結果を分析し、認知技能(アトリビュート)を再検討した上で項目の修正を行い、認知診断助詞テスト第2版を作成した。改定した認知診断助詞テストを5月にドイツの2大学、7月に東京学芸大学にて実施し、合計89人(ドイツ73名、東京学芸大学16名)のデータを得た。 また、7月に2回、文法の専門家2名(庵功雄氏、森篤嗣氏)を招聘し、文法の認知技能(アトリビュート)に関する研究会を開催した。そこでの検討内容、上記データの分析を行い、再度認知技能(アトリビュート)とテストを修正し、第3版を完成させた。認知診断助詞テスト第3版を用い、9月にアメリカ1大学、同じく9月にタイの4大学、2月に東京学芸大学にて調査を実施し、合計287名(アメリカ13名、タイ253名、東京学芸大学21名)のデータを得た。東京学芸大学では、Web版を用いた。分析の結果、各受験者の能力の推定値を計算することができた。また、フィードバックの方法について検討した。 文法の認知技能(アトリビュート)に関する結果は東アジア日本語教育・日本文化研究学会2015年度国際学術発表大会(8月22日)、能力の推定に関しては日本計算機統計学会第29回シンポジウム(11月28日)で口頭発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調にテストを開発し、実施し、分析を行った。しかし、一部修正が必要な箇所があるため、再度テストを修正し、あらためてデータを収集する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
バンコクとハワイのデータを分析した結果、有効ではない問題項目が存在していることが明らかになった。その点を改良し、認知診断助詞テスト第4版を完成させ、6月に日本と中国にて調査を実施する予定である。その結果を分析し、フィードバックシステムを含めたテストシステムを完成させる。また、テストをWeb上で実施できるよう検討を行う。 結果は、The 31st International Congress of Phycology(7月)、東アジア日本語教育・日本文化研究学会2016年度国際学術発表大会(8月)、2016年日本語教育国際研究大会(9月)の3つの国際学会にて発表する。
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Causes of Carryover |
分担者が学会と調査に行くことができなかったこと、Webシステムへの実装に費用がかからなかったことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
分担者が学会(横浜、米国)に行くための旅費に50万程度使用する。また、6月に開催する研究会と調査謝金に使用する。
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Research Products
(6 results)