2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Evaluation of a Learning Application for advanced learners of Japanese Writing
Project/Area Number |
26370620
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
田中 道治 京都外国語大学, 留学生別科, 教授 (70321271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 保茂 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (90257775)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 日本語教育 / 作文教育 / 語彙教育 / 重要語彙 / コーパス利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、過去2年間でトピック別に収集したデータ(日本語母語話者作文、ウェブ上の関連テキストデータ)と、そのデータから抽出・選定した重要語ならびにコロケーション情報をもとに、当初の計画通り日本語上級作文学習でも特に語彙学習支援ツールとしてのアプリケーションの作成を行った。 本研究の主目的は、①トピック別に収集したデータからの重要語彙・コロケーション情報の抽出、②抽出した重要語彙・コロケーション情報を基に、各トピックに最適化された語彙・コロケーションの抽出・選定(辞書機能部分構築)、③収集した作文ならびに語彙・コロケーション情報の作文学習時の参照・学習機能を備えたアプリケーションの開発と検証・公開であった。最終年度は②と③が主な実施内容となった。 3年の研究期間を通して、想定される具体的な学習の場での重要語彙とは何か、特に今回は作文(産出)学習の中での重要語彙を具体的に検討し、抽出・選定を試みた。そのために現行の日本語教育で扱われるトピックに限定し、日本語母語話者の作文とウェブ上にある関連トピックの論述文からなる簡易のコーパスを利用して重要語・コロケーション情報の抽出・選定を行った。この方法・成果内容が一つの研究成果・意義ではないかと考える。 「研究実施計画」の中で述べた学習者作文とドリル機能のシステム(アプリケーション)への組み込みについては、利用者への配慮(機能の単純化)の理由で省いた。 アプリケーション(システム)に搭載したデータの中には、協力者の都合などで不十分なものもあるが、全てのデータは追加・編集が可能であり、今後データの充実を行う。
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Research Products
(4 results)