2016 Fiscal Year Annual Research Report
EAP to Train Dieticians to Transmit Japanese Food and Food Culture to the World
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26370652
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Research Institution | Nakamura Gakuen University Junior College |
Principal Investigator |
津田 晶子 中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 准教授 (30462089)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | EAP / 食育 / 食文化 / 栄養士 / CLIL / ニーズ分析 / アクティブラーニング / 異文化間教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本の食育と食文化を世界に向けて英語で発信できる栄養士・管理栄養士を養成するため、栄養学における学術目的の英語教育(English for Academic Purposes)を構築することを目標として、英語ニーズ分析と素材収集をし、その調査結果に基づく、栄養系学生、栄養士、栄養学研究者が自律的に学習するためのEAPの教材とカリキュラム開発を目的とした。平成26年度は①文献研究、②イギリスの管理栄養士による栄養系学生向けのレクチャーで参与観察、③イギリスでの高等教育の教員向けCLILのワークショップへの参加(オックスフォード)、TESOL Convention 2015(トロント)での栄養学のCLILの実践報告の発表、英国の応用言語学学会への参加を通じ、日本の食育と食文化を英語で学ぶ試みについて、発信することができた。平成27年度は、栄養学の専門教員と協業し、これまでの栄養系学生向けのCLILの授業実践報告を、栄養学の専門教員向けの学会である日本栄養改善学会で発表した。また、専門教員(栄養学、調理学)、英語母語話者である外国人英語教員と、English as Lingua Franca (ELF) Speakerであるる研究代表者が協業し、栄養学系半期(15回)の「実用栄養英語」(ESP for dietetics)として、プログラムおよび教材を開発した。平成28年度は教員間の協業の成果発表として、JACET東アジア英語研究会での発表、および、TESOL Pressへの論文を発表した。今後の研究の展開に関する計画としては、①主催者都合で平成29年12月に1年延期になった国際学会、Worldwide Forum on Education and Culture (ローマ)での成果発表、②日本人学生と留学生がともに食育を学ぶための英語教育を構築したい。
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Research Products
(4 results)