2014 Fiscal Year Research-status Report
ネットワーク環境を利用した国際間の新しい言語の教授法・習得法に関する研究
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26370657
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
林 俊成 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70287994)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 遠隔教育 / 日本語教育 / ファシリテータ / 言語教授法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「ネットワーク環境を利用した国際間の新しい言語の教授法・習得法に関する研究」は、(1)インターネットを利用した国際間の日本語教授法と日本語学習法の研究 (2)インターネットを利用した言語交換による言語習得手法の研究 の二つの研究目的からなる。 (1)に関して、海外の日本語学習者と日本の日本語教育を専攻とする学生と遠隔でのファシリテータによる日本語教育の教授法を実現した。日本側の日本語教育専攻学生に、インターネットの特徴および通信論などの授業を受けた後、インターネットによる教育教材を作成した。その教案を元に、台湾の日本語学習者と連絡をとり、1対3のファシリテータによる日本語教育授業を実現した。本研究に関して、27年度にもう一度実験し、評価を行いたいと考えている。 (2)に関して、インターネットを利用した言語交換システムに関して、システムの仕様を中心に検討を行った。また、利用する教材を開発し、Web化をした。また、タスクベースの活動内容を検討した。初年度において、開発中心となるが、今後、システム開発を中心に進みたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)に関して、ファシリテータによる日本語教育手法の確立と実験を行った。この実験で得られたデータをまとめ、27年度の日本語教育学会に発表する予定。 (2)に関して、若干遅れ気味であるが、利用する教材の開発およびWeb化が進んだため、おおむね順調に進展とした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進策 (1)に関して、ファシリテータによる日本語教育手法の教案作成方法および日本語教育者のインターネットおよびWeb教材開発の技能の特定を行い、一つのコースとして提供する。 (2)に関して、システム開発に力を入れて、実験方法を確立したいと思う。
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Causes of Carryover |
ファシリテータによる日本語教育手法の実験を行った。そのインタビュー評価を行うため、2015年3月に海外出張を行う予定だった。忙しくて、中止となったが、2015年の5月に執行する予定。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年5月に評価のため、出張する予定。
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