2014 Fiscal Year Research-status Report
構文に基づいた英語の自動詞・他動詞の習得を促す教材の開発
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26370674
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Research Institution | Tokyo College of Music |
Principal Investigator |
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒井 英一郎 広島国際大学, 薬学部, 講師 (20386733)
上田 倫史 駒澤大学, 総合教育研究部, 准教授 (30343627)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 英語の自動詞 / 英語の文型 / 英語の構文 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主に英語の自動詞・他動詞・構文に関する先行研究の文献研究を行った。まず、5文型(Onions,1904, 1971)、7文型(Quirk, Greenbaum, Leech, and Svartvik, 1985)、動詞の型(Hornby,1954, 1975)、パターン文法(Hunston and Francis,2000)、構文文法(Goldberg, 2006他)を概観し、いわゆる文型(sentence pattern)的アプローチから、個々の動詞の振る舞いに重点を置くと同時に構文(construction)自体にも積極的に意味を持たせるアプローチへとシフトする過程を辿った。また、自動詞の分類に関しては、言語類型論を出発点とし、どのような経緯で非能格動詞(unergative verb)と非対格動詞(unaccusative verb)といった2分類が生じたのかについて、関係文法(Relational Grammar)を参照しつつ考察した。さらに、ergative verb(能格動詞)という用語の由来についても検討した。英語の自動詞の分類としては、2分類の欠点を補う4分類(Liu, 2008)の有効性について教育英文法の観点から考察した。なお、2014年度に採用されている中学校英語教科書6社分をコーパス化し、次年度以降の研究の準備を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は先行研究に多くの時間を割いたため、早急に実験計画を立て、実験に着手する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの文献調査にもとづき、母語話者・学習者・教科書コーパスを使い、今後の実験においてターゲットとする動詞と構文を抽出していく。
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Research Products
(4 results)