2014 Fiscal Year Research-status Report
外国語活動におけるCLILを活用したカリキュラム及び指導者養成プログラムの開発
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26370723
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
山野 有紀 宇都宮大学, 教育学部, 講師 (10725279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 真 上智大学, 文学部, 准教授 (10317498)
笹島 茂 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80301464)
金森 強 関東学院大学, 文学部, 教授 (90204544)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | CLIL / 外国語活動 / 小学校英語教育 / カリキュラム / 小学校英語教員研修 / 小学校英語教員養成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、CLIL(Content and Language Integrated Learning,内容言語統合型学習)を活用し、日本の文脈に合わせた小学校英語CLILカリキュラム開発とそれをいかした教員養成・研修プログラム開発を目的とするものである。
研究1年目となる26年度は、小学校英語教育におけるCLILカリキュラム開発の基礎研究を行うことを目的とした。研究業績は下記の通りである。
(1)小学校CLIL研究に関する資料収集・文献研究(2)CLIL指導案の作成・小学校教諭によるCLIL授業実践指導・研究授業観察(3)小学校英語教育におけるCLIL活用の可能性についての学会発表(国内では小学校英語教育学会全国大会・大学英語教育学会夏期セミナー・大学英語教育学会言語エキスポ等で、海外ではIATEFL年次国際大会・CLIL国際学会で、研究発表を行った。これにより、日本国内・海外での本研究に関する発表と小学校CLIL英語教育研究に関する情報交換を行うことができた。)(4)第一回小学校CLIL学会開催・それにおける基調講演(5)上記研究に基づく小学校CLIL研究に関する論文発表(6)ヨーロッパCLIL小学校英語教育の研究視察(CLILカリキュラム・CLIL教員教育についての情報を得ることを目的とし、小学校CLIL英語教育において先導的な実践研究を行っている、スペイン・イタリア・ドイツ・フィンランドの小学校でCLIL授業観察・教員との情報交換を行った。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はカリキュラム開発のための基礎研究を目的とし、(1) 小学校CLIL研究に関する資料収集・文献研究 (2)1を参考としたCLIL指導案の作成・小学校教諭によるCLIL授業実践指導・研究授業観察 (3)(2)と研究代表者のこれまでの小学校CLIL研究に基づく小学校英語教育におけるCLIL活用の可能性についての学会発表(4)第一回小学校CLIL学会開催・それにおける基調講演(5)上記研究に基づく小学校CLIL研究に関する論文発表(6)CLILカリキュラム・CLIL教員教育についての情報を得ることを目的としたヨーロッパCLIL小学校英語教育の研究視察、を行うことができた。以上のことから、研究目的に関して順調に達成できているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りカリキュラム開発研究とともに、それをもとにしたCLIL実践研究を進める。27年度は、国内外の研究者との情報交換を継続しながら、小学校教諭と連携し、日本の文脈にあったCLIL指導案・教材を作成し、それに基づくCLIL授業実践を実施、その結果を分析していく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた国内の研究協力校への研究説明が来年度となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記を遂行するために、旅費として使用予定。
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Research Products
(33 results)