2014 Fiscal Year Research-status Report
上海地区の小中高の英語教育現状と新人英語教員の研修の現地調査ー日本への提言
Project/Area Number |
26370751
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Research Institution | Kyoto Bunkyo University |
Principal Investigator |
陸 君 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (40351374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 英語教育の現場 / 英語新人教師研修 / 小・中学校の英語教育 / 新人教師の成長 / 子とも達の学習意欲 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究目的は、英語教育に関して中国で最も優れている上海地区の小学校〜高校までの教育現場の授業内容形式の調査と、新人英語教員の成長を縦断的に追跡することである。初年度は、小学校で英語教員として赴任初年度の教員1人と3年目の教員1人、中学校で英語教員として赴任して3年目の教員2人の合計4人の授業見学と詳細なインタビューを行うことができた。授業のビデオデータとインタビューの書き起こしデータを今後の縦断研究のベースラインデータとして用いる予定であるので、当初の計画通り量的にも質的にも十分なデータを収集出来た。具体的な調査は以下のようで行った:
9月15日(月) お昼、上海師範大学へ。外国語学院の金副院長とト(Bu)副院長に挨拶、4年間の新たな研究計画や現地調査開始の協力要請;教育実習担当・銭準教授との打ち合わせをした。16日(火) 午前:(私立)上海市進才実験小学校にて、師範大英語師範専攻卒・教歴3年目の蒋(女・24才)先生の4年生の授業を見学;その後お昼を食べながら、懇談をした。午後:(小中一貫公立)芦湾区教師進修学院附属中山学校にて、師範大英語師範専攻卒、教歴3年目の徐先生(女24才)の7年生の授業を見学し、新人研修や成長過程に関し てインタビューもした。17日(水) (半官半民)上海市大寧国際小学校にて、教員1年目の季先生(女24才)の4年生の授業見学し、インタビューも行った。(昨年は授業研修だけのインターンシップでした)18日(木) (公立)敬業初等中学にて、師範大英語師範専攻卒、教歴3年目の湯先生(男25才)の授業を見学し、その後インタビューもした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上の研究実績の概要に書いた通り、本研究目的は、英語教育に関して中国で最も優れている上海地区の小学校〜高校までの教育現場の授業内容形式の調査と、新人英語教員の成長を縦断的に追跡することである。上海地区で違うレベルの小・中4校の新人英語教員の担当授業を見学し、先生達とも事前や事後にインタビューも行い、先生達本人の英語学習歴、教員志向の理由、新人教員としての研修や自己成長などにもデータ収集をした。 授業のビデオデータとインタビューの書き起こしデータを今後の縦断研究のベースラインデータとして用いる予定であるので、当初の計画通り量的にも質的にも十分なデータを収集出来た。一年目の実績としては計画通りに実現したことで見れば、来年の継続調査にいい結果を残したと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は、このベースラインデータを基にして、どのように授業に変化が生まれ、教員としての認識もどのように成長を遂げているのかの観点から現地調査及びインタビューを実施する計画である。
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Causes of Carryover |
次年度も今年と同じ、上海への出張約一週間で行うので、旅費、現地調査費、謝礼、物品費などが必要なので、今年と近い費用が発生する。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
旅費:45万円;謝礼:10万円;現地調査費:10万円;物品費:5万円
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