2016 Fiscal Year Research-status Report
上海地区の小中高の英語教育現状と新人英語教員の研修の現地調査ー日本への提言
Project/Area Number |
26370751
|
Research Institution | Kyoto Bunkyo University |
Principal Investigator |
陸 君 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (40351374)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 上海の英語教育の現場 / 小中学校の英語教育 / 子とも達の学習意欲 / 教員の指導法 / 英語新人教師の研修 / 新人教師の成長 / 新人教員の資質 |
Outline of Annual Research Achievements |
9月12日から18日まで上海現地縦断調査(3年目)を実行した。①(私立)上海市進才実験小学校にて、師範大英語師範専攻卒・教歴5年目の蒋超健(女・26才)先生の4年生の授業を見学;その後懇談した。②午後:(公立)上海敬業初等中学にて、師範大英語師範専攻卒、教歴5年目の湯揚先生(男27才)の授業を見学し、その後インタビューした。 ③9月13日(火) 午前:(小中一貫公立)芦湾区教師進修学院附属中山学校にて、師範大英語師範専攻卒、教歴5年目の徐顧先生(女26才)の7年生の授業を見学し、新人研修や成長過程に関してインタビューした。④午後:(半官半民)上海市大寧国際小学校にて、教員3年目の季明鋒先生(女26才)の3年生の授業見学し、インタビューも行った。 全体的な印象:①PPT主導の英語クラス運営はレベルが高くなり、生徒の名前もしっかり覚えて回答指名に全体的に気配りもあり、バランスよく授業目的が達せしたように見られた。②生徒中心の授業が落ち着いて、楽しいそうに感じられた。③授業はいつものNS並の英語で行われ、生徒とのコミュニケーションもとてもスムーズに進んでいた。
3月24日(金)から再び上海出張をし上海師範大学外国語学院・英語教員兼英語教育実習担当・銭準教授と再び打ち合わせをした。①前年度の(2016.9)現地追跡調査結果の報告書や撮影した新人教員4人の授業観察ビデオや音声記録を渡し、今年度(2018年2月から)の最終調査計画についても話合いをした。②次年度(2018年から)の科研費申請に「上海の教育機関により英語新人教員研修現状」につての調査可能性を確認し、このテーマで継続的に現地の縦断調査を行うことも決めた。③8年間も協力して頂いた銭先生を日本に招き、日本の小学校英語教育や教育大学での教員養成を見学し、共に比較論文を書き、国際学会にて発表する予定も合意した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は、英語教育に関して中国で最も優れている上海地区の小中学校の英語教育のの現場と新人教員の研修と成長を縦断的に追跡し、その全体像を明らかにし日本の小中校の英語教育と新人教員養成に参考になる部分を提言することである。 三年間の現地調査により、上海師範大学卒の新人教員4人の勤務校、違うレベルの小中で授業見学や事前事後んのインタビューも行い、新人教員の研修状況や成長ぶりを追跡し、データ収集が出来た。一年ごとの調査分析報告書(授業流れの記録、教員インタビュー、授業観察の感想、新人教員の研修と成長点、担当科目数など)をまとめ、次年度の調査に繋がることが順調に進んでいる。 最後の年(今年)の計画は、3年間の調査分析結果を上海師範大学で、4人の新人教員の前で、報告すると同時に指摘やアドバイスも与えて、よりよい指導者に為に日本側の意見で還元する。また、この新人教員の授業見学や成長ぶりの観察で収集したデータをベースに、来年度(今年10月)の科研費申請に、「新人教員の研修を中心に」の継続縦断調査をすることも、現地の調査協力者・上海師範大学の銭先生と3月の上海打ち合わせで決めた。また今年7月に銭先生を日本に招き、京都教育大学の教員養成と金沢地区の小学校英語活動の授業を見学し、共に比較論文を書き国際英語教育学会で発表することも準備している。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度は3年間の調査まとめ分析報告書を書くことと、(2018年)の2月末に、三年間の現地調査書を上海師範大学卒の新人教員4人の勤務校、違うレベルの小中で授業見学や事前事後んの上海師範大学で、4人の新人教員の前で、報告すると同時に指摘やアドバイスも与えて、よりよい指導者に為に日本側の意見で還元する。また、この新人教員の授業見学や成長ぶりの観察で収集したデータをベースに、来年度(今年10月)の科研費申請に、「新人教員の研修を中心に」の継続縦断調査をすることも、現地の調査協力者・上海師範大学の銭先生と3月の上海打ち合わせで決めた。また今年7月に銭先生を日本に招き、京都教育大学の教員養成と金沢地区の小学校英語活動の授業を見学し、共に比較論文を書き国際英語教育学会で発表することも準備している。
|
Causes of Carryover |
次年度の使用額は1,225,602円. 2月末に上海へ報告会を行うの旅費や現地費用、または謝礼. 研究者2名で約60万円。7月に上海の現地調査協力者・上海師範大学の銭先生を日本に招き、小学校の英語教育現場と教育大学の英語教員養成を見学して貰いの旅費やホテル代、謝礼など。約30万円。国際学会の参加費 30万円
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
① 2月末に上海へ報告会を行うの旅費や現地費用、または謝礼
② 7月に上海の現地調査協力者・上海師範大学の銭先生を日本に招き、小学校の英語教育現場と教育大学の英語教員養成を見学して貰いの旅費やホテル代、謝礼など。
|