2014 Fiscal Year Research-status Report
行政におけるデータの取扱いに関する法的規制の比較研究
Project/Area Number |
26380153
|
Research Institution | Institute of Information Security |
Principal Investigator |
湯淺 墾道 情報セキュリティ大学院大学, その他の研究科, 教授 (60389400)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 選挙運動 / SNS / クラウド / 電子政府 / 個人情報 / プライバシー / 情報公開 / 自治体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、①自治体クラウド等の行政へのクラウドの導入、②オープン・データの潮流、③行政におけるソーシャル・ネットワーク・サービス等の利用、④パーソナル・データの利活用、⑤指定管理者等の新たな行政という具体的な項目を設定している。平成26年度は各項目についての文献調査、ヒアリング、実務関係者との意見交換等を行った。平成26年度に研究成果として公開した主な実績は次の通りである。 ■論文 「特別地方公共団体の個人情報保護」『日本セキュリティ・マネジメント学会誌』28巻2号(2014年)3-10頁、「インターネット選挙運動の解禁と公職選挙法」『情報ネットワーク・ローレビュー』13巻2号(2014年)57-72頁、「個人情報保護法改正の課題 ─地方公共団体の個人情報保護の問題点を中心に 問題点を中心に ─」『情報セキュリティ総合科学』第6巻(2014年)53-92頁、「インターネット選挙運動と公職選挙法」『選挙研究』30巻2号(2014年)75-90頁、「地方選挙とインターネット選挙運動」『月刊地方人』45巻9号(2015年)30-34頁、「アメリカにおける選挙権の観念の一断面─integrityを手がかりに─」青山法学論集56巻4号(2015年)71-99頁 ■学会報告 「特別地方公共団体の個人情報保護」第64回情報処理学会電子化知的財産・社会基盤研究会、「インターネット選挙運動と公職選挙法」2014年度日本選挙学会 総会・研究会分科会B、「地域社会と大学間連携の課題と将来展望」産官学「協働」情報サービス連携コンソーシアウム(ICTSFC)シンポジウムin 神奈川、「個人情報保護法2000個問題は解消可能か」情報ネットワーク法学会2014年度研究大会、「個人情報保護法改正の動向」沖縄国際大学沖縄法政研究所第54回研究会
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究で設定した具体的な項目につき、当初のスケジュール通り、順調に研究を進めており、その成果の一部も公開している。このため、おおむね順調に進展していると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究で設定した具体的な項目につき、当初のスケジュール通り、引き続き研究を進める。研究成果の発表について、国際会議・学会における発表を行うことも検討したい。
|
Causes of Carryover |
研究計画の通りに使用することに努めたが、若干の残金が発生したため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
若干の額であるので、翌年度に使用する予定である。
|