2015 Fiscal Year Research-status Report
非伝統的安全保障分野の防衛協力と東南アジアの文民統制:米国の能力構築支援を中心に
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26380209
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
木場 紗綾 同志社大学, 政策学部, 助教 (20599344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安富 淳 一般財団法人平和・安全保障研究所, 主任研究員 (50704673)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 防衛協力 / 能力構築支援 / 災害救援 / 非伝統的安全保障 / 民軍協力 / 文民統制 |
Outline of Annual Research Achievements |
タイ、フィリピンにおいて共同軍事演習を参与観察、米軍、自衛隊、東南アジア諸国の軍組織の士官、将官へのインタビューを実施した。また、タイの国防研究所と防衛協力に関するラウンドテーブル・ディスカッションを開催、同研究所の2015年の年鑑に巻頭論文を寄稿した。 “The Military Component of Japan Disaster Relief Team: Analyses of Recent Civil-Military Coordination,”SAREC Yearbook 2015, Strategic Studies Center, National Defence Studies Institute, Thailand. December 2015. また、米国軍社会学会(シカゴ)にて報告、国際交流基金フィリピン事務所主催の東アジアに関する国際会議にて報告を行ったほか、2015年度は計4つの国際学会にて同テーマでの発表を行った。 "Organizational Change in Militaries of Southeast Asia: Cases from Civil-military Cooperation in Disaster Relief"in Inter-University Seminar on Armed Forces and Society, Chicago, U.S.A. October 2015. ほか。 本課題の2年間の成果は、2016年7月に発行予定の下記の紀要に研究論文として掲載が決定している。 「防衛省・自衛隊による能力構築支援の課題―『パシフィック・パートナーシップ』における米軍の経験から学ぶ―」『国際協力論集』(第24巻第1号)2016年7月.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2年目までに予定していたインタビュー調査はほぼ終了し、国際学会での発表を通じて各方面からフィードバックを得ることもできた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度(3年目)にあたる今年度は、それらを反映させた論文の執筆と若干の追加調査を実施しつつ、本課題終了後の研究展開についても戦略を考える予定である。
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Research Products
(19 results)