2016 Fiscal Year Annual Research Report
Defence Cooporation for Non-traditional Security and Democratic Control of Military in Southeast Asia: Analysis on Military Capacity Building by the United States
Project/Area Number |
26380209
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
木場 紗綾 同志社大学, 政策学部, 助教 (20599344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安富 淳 一般財団法人平和・安全保障研究所, 主任研究員 (50704673)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 非伝統的安全保障 / 防衛協力 / 能力構築支援 / 文民統制 / キャパシティビルディング / 東南アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
タイ、フィリピンにて現地調査を実施し、各国の国防省や防衛研究所、軍事に詳しいメディア、知識人などから、日米からの防衛協力に対する期待につき情報収集を行った。また、日本に駐在する東南アジアの防衛駐在官、大使館政務部、日本の防衛省・外務省にもインタビューを実施し、現地調査で得られなかった情報を補完した。 これまでの研究成果を、木場紗綾、安富淳「防衛省・自衛隊による能力構築支援の課題―『パシフィック・パートナーシップ』における米軍の経験から学ぶ」『国際協力論集 第24巻第1号』神戸大学大学院国際協力研究科、pp. 103-123. 2016.に取りまとめた。また、英語でも論文を執筆し、2017年後半に出版予定である。 研究代表者の木場は2016年5月、韓国ソガン大学の招聘により、国際会議"Exploring the ‘Beyond Aid’ Agenda through Southeast Asia’s Rapidly Changing Development Landscape"に招聘を受け、"Aid or Defence Cooperation?: Japan’s Defence Cooperation through the Capacity-Building Assistance and Other Initiatives in the Asia-Pacific Region"というてーまで本研究の成果を報告した。 研究代表者の木場は2016年9月、英国外務省のシンクタンクであるウィルトン・パークの会合"Protecting Asia's rules based order: conflict prevention and capacity building in Asia-Pacific"に招かれ、欧州および米国の専門家と、東南アジアへの防衛協力のありうべきかたちと各国協力について協議した。また、研究代表者の木場と研究分担者の安富は2017年3月にはコンラッド・アデナワー財団がベルリンにて開催したシンポジウム、"Restless Rivals: Trump, China and the implications for Japan and East Asia"にも出席し、欧州の専門家らと、東南アジアへの関与政策に関する意見交換を行った。
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Research Products
(8 results)