2014 Fiscal Year Research-status Report
沖縄の施政権返還が与えた影響下の日米同盟に関する研究
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26380211
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| Research Institution | University of the Ryukyus |
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Principal Investigator |
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 教授 (60175297)
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2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 日米関係 / 安全保障 / 米軍基地 / 沖縄 / 外交交渉 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
1. 当該研究課題に不可欠な資料収集をおこなった。（１）外務省記録の沖縄返還関連資料の整理と収集を行った。（２）米国務省記録の沖縄関連資料の整理を行った。（３）日本国内にある沖縄返還に関連した公刊資料の調査を行った。
2. 資料整理を進めながら、返還協定交渉における合意形成に関する研究論文を作成した。近日中（2015年夏まで）に公刊される予定。一つは、公開された外務省記録の整理し、その上で沖縄返還交渉の日本側の動きを注目し、交渉の姿勢と方法を分析した。まだ、同時に非公開の沖縄返還関連の外務省記録の存在へ言及することによって、何が公開され、何が公開されていないかの外務省記録の鳥瞰図的な配置を記載した。もう一つは、日米安保に関する研究上の論点を整理して、現在、進められている安全保障法制に関する基本的考え方を、国際政治の主要理論から整理した。
3. 以上の研究成果をもとにして、平成27年度は沖縄返還がどのように実現したのかについて、さらなる資料収集に努め、資料的、理論的に分析を深める予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定して資料収集は、順調に進んでいる。（１）外務省記録の沖縄関連文書と収集の実施、整理を進めた。（２）National Security Archive 所蔵の沖縄返還関連文書の収集を実施し、整理を進めた。（２）外務省記録のうち日米安保条約改定に関する文書の収集を実施し、整理を進めた。（４）米国にある沖縄返還関連資料を収集については、現在までに日本国内で利用できるものを収集した。
一区切りとなる論文を執筆した。2015年夏には、刊行される予定である。公開された外務省記録の整理し、その上で沖縄返還交渉の日本側の動きを注目し、交渉の姿勢と方法を分析した。まだ、同時に非公開の沖縄返還関連の外務省記録の存在へ言及することによって、何が公開され、何が公開されていないかの外務省記録の鳥瞰図的な配置を記載した。もう一つは、日米安保に関する研究上の論点を整理して、現在、進められている安全保障法制に関する基本的考え方を、国際政治の主要理論から整理した。
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| Strategy for Future Research Activity |
米側資料へのアクセスを試みを進め、さらなる資料収集と行い、整理を進める。
沖縄における沖縄返還関連資料の収集を進める必要性があろう。
2年目となる平成27年度にも、一区切りとなる論文を執筆し、研究成果の一部を刊行する予定である。
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| Causes of Carryover |
初年となった平成26年度に予定していた米国への資料調査が実施できなったためである。この年度は、おもに日本国内で入手できる米国の公文書資料の調査を進めた結果である。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
二年目となる平成27年度には、複数回の米国への資料調査を進めることにより、平成26年度からの未使用学と当該年度に予定した調査を完了することとする。充実した調査を実施する。
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Research Products
(1 results)
