2014 Fiscal Year Research-status Report
多様な個人の効率的な自発的公共財供給における情報の役割
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26380251
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
関 絵里香 立命館大学, 経済学部, 教授 (40611695)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地域防災 / 公共財 / フィリピン |
Outline of Annual Research Achievements |
公共財への自発的供給および社会的選好についての先端研究を検討する。現在進行中で未発表の研究も含め、チャリテイーへの献金やボランテイア活動への参加動機についての事例研究、公共財への自発的供給活動についての理論研究、供給者の多様性と動機、供給活動の効率性に焦点をあてレビューおよびラグナ湖周辺で行っている環境リスクと洪水防災についての文献調査と政策分析。
海外調査の準備段階としてわが国の地域防災組織の聞き取り調査(大阪市此花区の海抜0メートル地区の防災市民協働グループ。
ラグナ州カランバ市の聞き取り調査、バランガイロオックでの現地準備調査。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現場担当者との面談と準備調査の文政をふまえて事例研究地域の選択ができた。 現地でのFocus Group Discussionが当初予定していたより時間がかかり、所帯調査票の試行が出来なかった。研究計画を調整し27年度の活動に繰り込む。
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Strategy for Future Research Activity |
現地調査の結果に鑑みて所帯調査票の試行と書き換えを行う。予算と人材資源に鑑みて乾期と雨季の調査時期の選定、サンプル数の設定など現地研究協力者の同意を得て遂行する。
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Causes of Carryover |
2014年度3月に行ったフィリピンでの現地調査関連費用が一部未精算のため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2014年度に行ったフィリピンでの現地調査関連費用を精算することで解消する見込み。
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