2014 Fiscal Year Research-status Report
第三国経由でのエネルギー資源の確保を目的とした新たなFTAの研究
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26380309
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
岩田 伸人 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70203388)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | WTO / 関税同盟 / FTA / モンゴル / 資源貿易 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的および計画に基づき、モンゴル現地鉱床調査(フィールドワーク8月5-12日)、WTOルールとFTAの両面から学会発表(国内外)、研究論文(英和文計3本)掲載刊行、及び研究成果の還元主旨で「第9回埼玉アジアフォーラム」(埼玉県主催)にて講演。研究業績等は下記。1)・海外発表(28 Aug. 2014,単独)”ASEAN countries and Trans Pacific Partnership" Chaing Mai University,by GMSS center and Faculty of Political Science and Public Administration,Thailand ・海外発表(12 Dec.014,単独)"From FTA to Custom Union"Asian Grand Symposium of International Trade .Sungkyunkan Univ,Korea ・国内発表(2014/10/26単独)“WTO体制下における関税同盟の動向と課題”日本国際経済学会、京都産業大学 2)研究論文:IWATA(March 2015)”From FTA to Customs Union ? ”pp.1-26 March 2015 No.37 Aoyama Business Review, Institute of Global Business Aoyama Gakuin University (in English) 岩田単独(2014/9)「関税同盟の移行に関わるGCCのケースを中心に」青山経営論集第49巻第2号p.1-15 岩田単独(2015/3)「新たなバランス探る資源大国モンゴル」北東アジア経済連携所収(日経研究センター:JCER)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2014年度の研究計画に基づき、ほぼその実施予定部分を完了した。なお経費の不足部分は、個人研究費で補った。
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Strategy for Future Research Activity |
2014年度に実施したモンゴルの鉱物資源貿易にかかわるフィールドワークは、タバントルゴイ鉱区のみの調査であったが、調査の結果、新たな動向として、ロシアと中国の資源貿易に伴う「通過国(第三国)としてのモンゴル」の位置づけという見方と、日本とモンゴルの資源貿易における「通過国(第三国)としての中国」の位置づけ、という見方の2つが出て来た。本研究では、後者に重点を置いているが、前者についてもWTO/FTAの両方からの制度研究を含める予定である。なお、そのことで本研究の当初計画や予算に変更はなく、むしろ、内容の充実度が増すことになる。
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Research Products
(9 results)