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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Male breadwinner households and time use of women in England, 1760-1939

Research Project

Project/Area Number 26380427
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山本 千映  大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10388415)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 陽子  名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (00326159)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsイギリス経済史 / 男性稼ぎ主型世帯 / 生活時間
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、英国における男性稼ぎ主型世帯の性格変化について、18世紀から20世紀初頭までを射程に、日記資料ならびに裁判所の証言記録を用いて、女性の生活時間に着目して分析を進めた。まず、1937年から38年にかけて、英国において行われたマス・オブザベーションプロジェクトのDay Surveyを用いて、戦間期イギリスにおける生活時間についてのデータベースを作成した。このプロジェクトは、新聞広告等を用いて一般の参加者を募り、1837年2月から毎月12日の一日の行動を日記形式で集めるというもので、1938年の4月17日(日)と8月1日(月・祝)の二日に関しては、Time Chartという表形式の記録も残されている。両日とも休日ではあるが、まずはこのTime Chartを用いて、平均的な生活時間の再構成を行った。起床時刻の平均は7時40分、就寝時間は23時21分で、活動時間は15時間41分、うち休日ではあるものの、仕事(ordinary work)を行っている時間は、平均で1時間7分程度あった。
日記形式のものについては、約2000件のエントリーがあり、順次トランスクリプトの作成を進めている。
また、より長期の動向については、ロンドンとミドルセックスの四季裁判所記録(Old Baily)の証言記録を用いて分析を行った。こちらも情報量が膨大になるため、1750-60年、1800-10年、1850-60年の証言記録のうち、時刻について言及があるものを抽出して、その時刻に証人が何をしていたかを整理することで、18世紀中期から19世紀中期にかけての人々の生活時間の変化について分析を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 19世紀前半のスタッフォードシャーにおける識字率―産業革命の影響と犯罪少年―2017

    • Author(s)
      山本千映、三時眞貴子
    • Organizer
      比較教育社会史研究会
    • Place of Presentation
      大阪大学
    • Year and Date
      2017-03-27 – 2017-03-27

URL: 

Published: 2018-01-16  

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