2017 Fiscal Year Annual Research Report
The study on Determinants of ICT-enabled service development in service process innovation and servitization
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26380492
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
西岡 健一 関西大学, 商学部, 教授 (40553897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 知惠子 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90254234)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | サービタイゼーション / 製造業のサービス化 / サービス・イノベーション / 情報通信技術 / 産学連携 / 文理融合 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画時に設定した課題に即して、以下の3テーマに分けて研究実績の概要を示す。 (1)製造業のサービス化動向:製造業のサービス化アプローチにおいて、ICTの技術的要素と製造業のサービス化を促進する要因の関係について、2017年2月に実施した対象製造企業の複数部門への質問紙調査で収集されたデータに基づき、構築された仮説の検証を行った。本補助金の包括的な研究成果をまとめ、2017年10月、「製造業のサービス化戦略」として中央経済社より発行することができた。 (2)ビジネスのサービス化におけるICTの役割:ICT技術の発展に伴い大きくビジネス環境が変化してきているが、ICTのどのような役割が今後ビジネスを大きく変えていくか、その技術的要因を探ることをテーマとして研究を行った。2017年度も引き続き製造業との関係に注力して研究活動を行い、先に示した専門書(「製造業のサービス化戦略))に包括的に研究成果を盛り込んだ。 (1)、(2)の研究成果は、新たな課題設定を可能とし、それを基に新たな研究プロジェクトを編成し、2018年度の科学研究費補助金に応募、採択されることができた。 (3)事業インキュベーションの仕組みと産学連携システム:本補助金で行われた研究活動から産まれた新たな研究テーマそして研究実績として、ICTを用いた革新的な技術を基に新たな価値創造を行うビジネスシステムの開発がある。企業が持つ様々な技術リソースをどのように市場化するかは、学術的にも実務的にも大きな課題であるが、そのための事業インキュベーションの基本的なフレームワークを開発することができた。この成果については、学術雑誌に投稿、採択されることができた。今後は、本件に関しても新たな研究プロジェクトを編成する予定である。
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Research Products
(5 results)