2016 Fiscal Year Annual Research Report
Research of the mechanism of customers' value-in-context formation and change
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26380589
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
大藪 亮 岡山理科大学, 総合情報学部, 准教授 (00637275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 尚史 茨城キリスト教大学, 経営学部, 准教授 (60530045)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 文脈価値 / 価値共創 / サービス・ドミナント・ロジック |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,これまでマーケティング研究があまり焦点を当ててこなかったオファリング(有形財や無形財)交換後の世界に注目し,価値共創の視点から,顧客(消費者)の文脈価値の形成およびその変化のメカニズムを明らかにすることである.具体的には(1)顧客の文脈価値形成・変化とその要因についての理論的検討,(2)文脈価値形成・変化のメカニズムを捉えるための方法論的検討,(3)実証的調査の実施および分析となる.研究最終年度となる平成28年(2016)年度は,(3)に取り組むと同時に,国内外で成果発表を行った. 既に,平成27(2015)年度に,小売サービス企業のマネジャーおよびインストラクターや店舗従業員に対するヒアリング調査を実施しているが,調査を進める過程で確認すべき事項が生じたため,本年度も追加でマネジャーや店舗従業員に対してヒアリングを実施した.当初の計画では,年度中頃(9月)までに,その企業の顧客に対するヒアリング調査完了の予定であったが,店舗担当者によるヒアリング対象顧客の選定および顧客の承諾に時間がかかり,顧客ヒアリング調査完了が2月初旬となった.したがって,2月および3月に分析を行い調査結果をまとめている.その調査結果および研究期間全体を通じて実施した研究の成果は,今後,国内外の学会にて発表する予定である.既に2017年6月開催の海外学会報告にアクセプトされており,調査結果を報告することになっている. また,SERVSIG(オランダ・6月),日本マーケティング学会カンファレンス(10月)等にて,成果発表を行い,著書一冊,訳書一冊,論文一本を発表している.
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Research Products
(6 results)