2016 Fiscal Year Annual Research Report
An empirical study of highly-skilled foreign professionals who graduated from Japanese universities
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26380651
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
渡邉 柳子 (横須賀柳子) 国士舘大学, 政経学部, 教授 (90338294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪井 健 駒澤大学, 文学部, 教授 (00119108)
宮城 徹 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (30334452)
中井 陽子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (60398930)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 外国人社員 / 日本国内企業 / 人材活用 / 元留学生 / 組織社会化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本企業での元留学生外国人社員の人材活用について、企業側と外国人社員側との双方向から、その促進・阻害要因を実証的に明らかにし、高度人材の有効な活用の方法を探求することである。最終年度である平成28年度に計画していた調査研究活動は、ほぼ予定通り実施することができた。 まず、平成26年度に実施した日本国内在住の企業/団体機関に勤務する元留学生外国人社員対象調査(WEBアンケート・半構造化面接調査)および平成27年度に実施した企業人事・採用担当社員対象調査(WEBアンケート・半構造化面接調査)による結果の総合的な分析・考察をした。2種のWEBアンケート調査による第一次集計結果については、平成28年7月30日に、印刷媒体での『日本企業による元外国人留学生の高度人材活用に関する調査報告書』(全80頁)(発行者:研究代表者 横須賀柳子、印刷:駒澤大学印刷センター) を発行するとともに、本科研用ホームページhttp://www.kaken-jinzai.jp/にて掲載した。 また、平成28年11月26日には「外国人高度人材活用セミナー」を国士舘大学にて開催し、本科研による成果報告と、企業経営者2名(留学生と企業を媒介する職業紹介事業企業代表者1名、外国人社員を多く雇用する複言語複文化企業代表者1名)による講演を実施した。全国より86名の教育、企業関係者からの参加申込みがあり、多数の参加者に対して研究成果と外国人採用・雇用実態を公開することができた。各登壇者への質疑応答が活発になされ、セミナーに関するアンケートでは、回答者の88.6%から「満足した」という好評を得られたことから、当研究テーマに関する社会的関心の高さに対応した貢献ができたといえるだろう。
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Research Products
(7 results)