2014 Fiscal Year Research-status Report
21世紀市民社会における性的マイノリティーへの寛容性の計量分析
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26380706
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
石原 英樹 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (20282494)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 性的マイノリティ / 支援団体 / クイア理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は先行研究のレビューと国内調査デザインの検討を行う計画であった。この数年の性的マイノリティ可視化傾向の背景に、性的マイノリティ研究(主にクイア理論)の蓄積と、当事者が中心となった支援団体の活発な啓蒙活動があると思われる。社会調査に先立って先行研究収集と支援団体へのフィールドワークを行った。 (1)先行研究の収集 関連図書のうち近年刊行されたものを中心に収集した(一部)。森山至貴(2012)『「ゲイコミュニティ」の社会学』勁草書房.新ヶ江章友(2013)『日本の「ゲイ」とエイズ: コミュニティ・国家・アイデンティティ』青弓社.三部倫子(2014)『カムアウトする親子: 同性愛と家族の社会学』 お茶の水書房.針間克己ほか(2014)『セクシュアル・マイノリティへの心理的支援―同性愛,性同一性障害を理解する』岩崎学術出版社. (2)性的マイノリティをサポートする組織のフィールドワーク(一部)。 2014/5/29 東京学芸大学国際教育センター主催 協力:NPO法人「共生社会をつくる」セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク「模擬授業 教職大学院授業科目『現代的教育ニーズへの対応1』」東京学芸大学. 2014/6/15反貧困ネットワーク主催「制度があってもつかえない?セクシャルマイノリティから見る貧困問題」戸塚地域センター多目的ホール. 2014/6/28特定非営利活動法人ReBit主催「第1回Teacher's Junctionミーティング「すべての子ども」を包括した教育ってなんだろう?」「LGBTの子どもも過ごしやすい教室づくり」立教大学. (3)国内調査デザインの設計を(1)および(2)でえられた情報をもとに行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究はおおむね順調に進展したといえる。特に支援団体の活動の多くのフィールドワークの成果が得られた。ある団体の白書作成にも関与した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は得られた情報をもとに国内社会調査(量的調査および質的調査9を行う予定である。分析の成果は国内および国外の学会において発表する。またその結果を支援団体や教育の現場にフィードバックし、性的マイノリティの社会的排除に対しての提言を行う予定である。 渋谷区で3月31日に「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が可決されるなど、国内の性的マイノリティを巡る状況は動いている。それら行政および教育現場での聴き取りが必要となる。社会調査は性的マイノリティそのものが少数で見えにくいためサンプリングが困難であると予想される。
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Causes of Carryover |
本務校のサーバを用いた既存のweb調査システムを、本研究のために作り直す予算を確保していた。しかし転籍のため、予算の執行が次年度に繰り越されてしまったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度に25万円ほどの予定で、新しいweb調査システムを構築する予定である。今回は大学に置くのではなくクラウドを用いて学外で構築する予定である。
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Research Products
(1 results)