2014 Fiscal Year Research-status Report
英国における孤立無業者(SNEP)と社会的企業の役割
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26380744
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
山本 惠子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (20309503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 隆 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (90200815)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 孤立無業者 / 社会的企業 / 社会的包摂 / イギリス |
Outline of Annual Research Achievements |
毎月ベースで、「関学社会起業塾」(於大阪関学梅田キャンパス)を開催し、孤立無業者(SNEP)と社会的企業に関する文献資料を検討した。8月に渡英し、15日にノーザンプトン大学を訪問して、クリス・ダーキン氏およびリチャード・ハーゼンバーグ氏から、ニート(NEET)を中心とした社会的孤立者と彼らを支援する社会的企業に関する情報・知見を得た。8月22日にロンドン・ランベス区を訪問し、ニート対策担当のエイブラハム氏から若者対策・ニート関連の情報・知見を得た。11月23日~29日には、クリス・ダーキン氏を日本に招聘し、関西学院大学で講演会・研究会「イギリスのニートおよび社会的に不利な立場の人たちを支援する社会的企業-ソーシャルワークスキルを基盤として-」(11月27日、関西学院大学上ケ原キャンパス)を開催した。研究会では、ニートの公式な定義を確認し、社会問題としてのニートの理解、ニートの置かれている貧困・教育・家族・雇用といった背景に関する意見交換をした。さらに、多問題家族に対応する社会的企業では、ダーキン氏から英国の事例Participleの紹介があった。 これらの調査および学術交流を通して、英国における社会的孤立者の実態を理解することができた。また、彼らを支援する社会的企業に関する最新動向も把握することができた。今後は、孤立無業者(SNEP)の支援を行う社会的企業について、その活動の社会的インパクト分析を実施したいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目である平成26年度では、基礎的文献資料を検討し、8月の英国調査につなげた。英国では、ノーザンプトン大学関係者との学術交流により、孤立無業者(SNEP)の実態と彼らを支援する社会的企業の動向に関する知見を得ることができた。11月には、ダーキン氏を日本に招聘することで、本質的な議論をかわすことができ、2年目の研究調査につなげることができたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、英国で本調査(質的調査)を実施することにしている。対象地はSwindonで、行政とParticiple(社会的企業)の調査を予定している。特に社会的企業が社会的孤立者にもたらす生活改善の成果、雇用訓練サービスの提供、就労支援について考察したいと考えている。
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Research Products
(3 results)