2016 Fiscal Year Annual Research Report
Solitary Non Employed Persons (SNEP) and the role of social enterprises in the UK
Project/Area Number |
26380744
|
Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
山本 惠子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (20309503)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 隆 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (90200815)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 孤立無業者(SNEP) / 社会的包摂 / 社会的企業 / 福祉ガバナンス |
Outline of Annual Research Achievements |
毎月ベースで、関西学院大学梅田キャンパスにて、孤立無業者および彼らの生活困難を扱う社会的企業に関する文献を検討した。2016年8月22日~8月27日の期間に、孤立無業者の実情を日本の脈絡で捉えるため、中核市で最も高い生活保護率を示している函館市で実地調査を行い、問題の背景にある社会的経済的要因(産業構造の転換・人口の移動)および歴史的要因など構造的要因を把握した。調査活動は次の通りである。①函館市保健福祉部高齢者福祉課を訪問し、高齢者貧困に関する情報を得た。②函館生活と健康を守る会から同市の貧困の歴史的推移、申請受給の状況に関するデータを得た。③保健福祉部函館市福祉事務所生活支援第1課から生活保護の受給状況、貧困の背景にある社会的経済的要因、そして年金受給権の掘り起こし作業などに関する情報やデータを得た。④社会福祉協議会から生活福祉資金の利用状況に関する情報を得た。さらに分担者(山本隆)による英国調査として、2017年3月21日に英国ノーサンプトン市を訪問し、ノーサンプトン大学(Northampton University)ウェンディー・バナーマン(Wendy Bannerman)准教授のヒアリングを行い、その後彼女が主宰する引きこもり問題に取り組む社会的企業ライツ・リゾリューション(Rights Resolution)の視察を行った。翌22日にはキングストン大学(Kingston University)のキース・デービス(Keith Davies)教授を訪問し、孤立無業者を含む多問題家族に関する情報交換を行った。
|
Research Products
(3 results)