2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of training program for managers ~ The role of manager to prevent care workers from leaving -
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26380793
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 京子 九州大谷短期大学, その他部局等, 教授 (00597099)
野田 由佳里 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20516512)
重松 義成 帝京科学大学, 医療科学部, 助教 (10390337)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 介護経営 / 外国人介護職 / 人材育成 / 自立支援会議 / 介護報酬加算 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は外国人介護職の導入の可能性と自立支援介護の実践の現状を調査した。ベトナム介護人材の育成について調査するためにホーチミンの日本語学校3校と大学1校を訪問し聞き取りを行った。日本語学校で日本語を学ぶ理由は以下の③点が主なものである。①仕事上の必要性…現在日本語が仕事をしている上で必要であるか、日本企業に就職したい。②日本に留学して、日本で働きたい③教養として…日本が好きだから日本語を学びたい等である。しかし、年々日本語を学ぶ希望者は減っているという。ヨーロッパ圏の言語を習得することを希望する学生が増えている。日本で働きたい人も以前より少ない。ベトナムでは日本のような介護の概念がなく、介護は社会的評価の低い仕事であり、メイドの仕事のように思っている人が多い。そのため、日本にいって介護の仕事に就きたいと思う人はほとんどいない。希望するのは就職先やバイト先、奨学金が確立している等の経済的なメリットがある場合である。日本から介護の専門学校や介護施設から日本語学校に人を送って欲しいとの依頼が来ることもたびたびある。 またダナンにある大学(看護学部)を訪問し、日本の大学の編入学や専門学校等の入学の可能性を探った。その結果ベトナムには、看護師の養成校は多くあり、卒業後に看護師として就職できない場合もあるために、日本で介護や看護の職に就きたいと思っている人はいる。しかし留学生はN2の日本語能力が必要である。ベトナムでN2を取得するのは難しい。そのため、日本の日本語学校に留学し1年程度日本語を学んだ後に希望する職種の専門学校等に入学することが多いという。 自立支援介護の実体について全国調査を行った。しかしまだ解析途中であるため、これから学会や論文等で成果を公表していきたい。
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