2016 Fiscal Year Annual Research Report
Life support technology model development for India
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26380795
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Research Institution | Kyushu Otani Junior College |
Principal Investigator |
中村 京子 九州大谷短期大学, その他部局等, 教授 (00597099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
佐野 仁美 聖隷クリストファー大学, 介護福祉専門学校, 専任教員 (60738631)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インド / ケーララ州 / 介護 / 介護生活支援 / ボディメカニクス / ケアーワーカー / 腰痛 / 移動・移乗 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画は、インドの文化や生活習慣を鑑み、インドに応じた介護技術を伝承することにあった。しかし、平成26年度の現状調査から我が国が誇る「利用者の尊厳を重んじた生活支援」への提供以前に「過酷な労働に対する介護スタッフの身体的な負担の軽減のための技術」が優先と考えてきた。平成28年度は、研修会開催の現状調査としてアンケート調査の実施、及びその結果を基に研修会の開催、また研修会内容のパンフレットとDVD作成等とすべての目的を達する事ができた。平成28年の9月のアンケート調査では、53名のケアスタッフを対象に介護に対する意識調査及び知識や技術の現状調査を行った。技術の知識では日常行う車椅子等の正確な位置等は、90%はできていても、ボディメカニクス等の基本的な技術の知識が60%で53名中49%は教育を受けている看護師であり、教育を受けていない介護スタッフの知識はほとんどなかった。また意識調査では75%が身体的な負担を訴えていた。しかし、この仕事が好きと答えた人は83%と高かった。その中で研修会を望んでいる人は100%と高く、研修会の必要性があった。研修会は午前中に日本の紹介や講義を行い、午後に演習を行った。参加者は20名~30名と午前と午後で入れ替わりがあった。研修後のアンケートの結果で「good」と答えた人は100%であったが、他の要望の記入はなかった。インドという異国のために言語は日本語から英語、また現地語に訳しての伝達である。意味が十分に伝わったかどうか疑問が残る。また交通機関と施設での人員不足で希望者の全員の参加は難しかった。現在は研修を受けることができなかったスタッフ等のために研修内容をパンフレットとDVDを作成し、アンケートの協力者に持参する予定である。今後の課題は研修会の場所を広げ、内容を吟味して参加者を増やすことにある。
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Research Products
(2 results)