2015 Fiscal Year Research-status Report
タブレット端末用汎用型コンピュータ適応型テストシステムと新しいテストモデルの開発
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26380903
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
菊地 賢一 東邦大学, 理学部, 教授 (50270426)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | コンピュータ適応型テスト |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、コンピュータ適応型テストが実用化され始めている。そこで、本研究では、教育や臨床心理の現場で、コンピュータ適応型テストを容易に行うことができる汎用的なテストシステムの開発を行う。これまでは、いわゆるパーソナルコンピュータによる実施を想定し、研究を行ってきた。しかし、近年、iPadに代表されるタブレット端末が、急速に普及した。そのため、これまで開発を行ってきたシステムを、タブレット端末でも実行可能なものとする。タブレット端末の特長は、持ち運びが容易であり、画面に書き込みができることなどである。タブレット端末で実行可能とするだけではなく、この特長を生かしたシステムとする。 現在、単なるテストとしてだけではなく、学習用のドリルとしての利用に適したシステムとするために、改良を行っているところである。また、システム自体が容易に利用可能であることも重要である。既存のテスト問題を容易にシステムに組み込むことができるようにしなければならない。現在開発しているシステムでは、Microsoft Word文書や画像ファイルとして、問題文を作成するだけで、運用が可能である。これと同様の仕組みを、パーソナルコンピュータとタブレット端末を連携させて運用可能とするシステムの開発を計画しているところである。今後は、開発しているタブレット端末用コンピュータ適応型テストシステムの改良も行い、機能の確認も行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
システムの開発は完了していないが、研究はおおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、単なるテストとしてだけではなく、学習用のドリルとしての利用に適したシステムとするために、改良を行っていく。また、既存のテスト問題を容易にシステムに組み込むことができるよう、パーソナルコンピュータとタブレット端末を連携させて運用可能とするシステムの開発を進めるとともに、開発しているタブレット端末用コンピュータ適応型テストシステムの改良も行っていく予定である。
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