2017 Fiscal Year Research-status Report
近代日本の学力観の変遷に関する歴史的研究--中等程度の検定試験に注目して--
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26381004
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
三上 敦史 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30362304)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教育史 / 検定試験 / 独学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.資料調査・整理並びにその分析・考察の実施 昨年度と同様、研究実施計画に従って全国各地の大学・公共図書館・文書館などに於ける資料調査と、その整理・分析を実施する予定であった。しかしながら、突発的に所属機関における業務が多忙となったため極めて困難となり、満足に遂行できなかった。特に大正・昭和戦前期における独学者にとって大きな目標であった専門学校入学者検定試験に関する世間一般からの認識について明らかにすることが、本研究においては不可欠である。そのためには収集・整理した資料全体を通覧しながら、時間をかけて分析・考察を行うことが必要であるにもかかわらず、残念なことにそうした時間を捻出できなかった。予備的な考察をもって学会発表・論文執筆を行い、事業期間を終了させることは本意ではない。このため、本研究の事業期間を次年度へ1年延長することを願い出、認可を受けたところである。
2.研究成果の発表の実績 上述したように業務多端のため研究に十分な時間を割くことができず、学会発表・論文執筆に至らなかった。しかしながら、全体の事業計画からすれば、資料調査の作業自体はおおむね7割程度を終えている。事業期間の1年延長を認可されたため、次年度には収集済みの資料の整理・分析を精力的に実施するとともに、補遺的な資料調査を実施し、秋にはいずれかの学会で発表を行い、年度末までには論文執筆・投稿を行って、事業を終了させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
全体計画からすれば、資料調査についてはおおむね7割程度を実施している。しかしながらその整理・分析については未だ十分ではない。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は本年度のように業務多端の状態にはならないと予測している。このため事業期間の1年延長を願い出たところ、認可されたので、今年度で終了するよう努力する所存である。
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Causes of Carryover |
業務が多忙で研究時間がとれなかったため。
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