2015 Fiscal Year Research-status Report
音楽教育による市民の形成と社会的結合の創出―日仏比較を通して―
Project/Area Number |
26381043
|
Research Institution | Kagawa Nutrition University |
Principal Investigator |
水崎 富美 女子栄養大学, 栄養学部, 准教授 (40510136)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 教育学 / カリキュラム / 文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の主な研究実績としては、以下のものを挙げることができる。 1.横浜において国際ワークショップを開催し、イタリアから研究者を招き文化的権利についての考察を深めた。自身も研究発表をおこなった。 2.教育文化政策に関する教科書を作成し、出版した。 3.フランス現地調査を行い、新資料の収集を行なうことができた。また、トールーズにて新たな民主化の動向を把握するための基礎調査を終えることができた。 4.札幌のHBCジュニアオーケストラの動向と地域の文化政策についての調査を進め、新たな資料を収集した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1)大学がこの研究に関する時間を確保できるよう、研究にかかわる事務処理等に関する丁寧な支援を行なってくれたため。 2)パリでのテロが発生したが、トールーズなど調査地域を変更し対応したことによって、より多角的にフランスの文化政策状況を把握することが可能となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの資料をもとに論文としてまとめていく予定である。 札幌調査などに関する国内のまとめとフランス調査のまとめをそれぞれ行い、文献、統計資料などをもとに相互比較をおこなう。状況によって補足調査も行なう予定である。
|
Causes of Carryover |
テロ等があり調査活動に一定程度の制限があったため。代わりの調査地域での調査に変更し予定した支援者が変更となったため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度は可能であれば、パリ調査の不足を補い、論文をまとめたい。
|
Research Products
(3 results)