2014 Fiscal Year Research-status Report
地域資源の掘り起こしと学習文化活動の循環プロセスに関する実証研究
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26381067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新藤 浩伸 東京大学, 教育学研究科(研究院), 講師 (70460269)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会教育 / 生涯学習 / 教育・文化施設 / 公共ホール / 文化会館 / 博物館 / 公民館 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の調査を行いつつ、公開講座・講演等も行いながら、現場との協働的な探究をめざしてきた。 第一に、日常生活に眠る知を掘りおこす教育学研究の枠組みの探究を行った。特に、後藤総一郎が主宰し全国で展開した「常民大学」について、定例的な研究会を行いながら各地の常民大学の歩みの調査を行い、その実践の意義について深めた。 第二に、日常生活における学びの拠点である教育・文化施設の状況について、公共ホールに注目し、その歴史を単著にまとめたほか、国際学会において日本独自の公共ホールの歴史について報告し、比較研究の可能性を開拓した。 第三に、同様の視点から博物館および公民館に注目した。地域学習の拠点として博物館が果たしてきた役割について国内外の調査を実施したほか、その担い手としての学芸員に注目し、かれらの教育への意識に関する意識の質的および量的調査を行った。公民館については複数の自治体で共同調査を行い、各地域における公民館の可能性と課題について報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
調査事項としては当初の計画通りに進んでいるが、各項目において調査対象者の多大な力添えもあって計画以上の成果を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
第一に、引き続き常民大学の実践研究を中心に、地域の日常生活に眠る知を掘りおこす教育学研究の枠組みについて調査を続ける。 第二に、教育・文化施設の調査を続ける。特に、施設の公共性をめぐる理論的検討、各施設の教育機能に関する実態および理論について、歴史および比較の視点から深める。 第三に、それらの実践を支える教育・文化政策のあり方について論考を執筆する予定である。
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Causes of Carryover |
計画の微調整のため当該年度に使用することがなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
計画を調整しつつ必要な調査研究経費にあてる。
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Research Products
(20 results)
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[Presentation] 博物館での学びを楽しむ2014
Author(s)
新藤浩伸、田村栄作、村田修治、吉田敬
Organizer
柏市豊四季台くるるセミナー
Place of Presentation
柏地域医療連携センター他
Year and Date
2014-11-20 – 2014-12-11
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