2015 Fiscal Year Research-status Report
地域資源の掘り起こしと学習文化活動の循環プロセスに関する実証研究
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26381067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新藤 浩伸 東京大学, 教育学研究科(研究院), 講師 (70460269)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会教育 / 生涯学習 / 教育・文化施設 / 公共ホール / 文化会館 / 博物館 / 公民館 |
Outline of Annual Research Achievements |
第一に、本研究の柱の一つである常民大学の追加調査が良好な進展をみせた。各地の追加調査をほぼ終え、成果をまとめ、28年度中には書籍として刊行する予定である。近代日本において、知識人による啓蒙運動としての自主的な学習結社は各地に展開した。それはインフォーマルな学習の機会として、そしてコミュニティを形成する基盤となっていたことがみえてきた。 第二に、もうひとつの柱である施設研究については、学芸員の方々との研究交流も含めて実施し、地域において人が集まり、ものや資料を通じて触発し合う場としての博物館平成28年5月に書籍として刊行予定である。 第三に、比較の視野から、本研究の理論的基盤にもなる成人教育と文化に関する書籍を翻訳刊行した。また、ドイツ、イギリスの関係者が登壇するシンポジウムで、日本の生涯学習の現状を報告しつつ、交流した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
調査事項としては当初の計画通りに進んでいるが、各項目において調査対象者の多大な力添えもあって計画以上の成果を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)常民大学についての研究成果をまとめ、近代日本における民衆教育の歴史、それがつくりだしてきた学習の内容について明らかにする。(2)日本の教育・文化施設の歴史を海外に発信しつつ、教育学以外の研究者とも協働しながら掘り下げていく。
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Research Products
(11 results)
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[Presentation] 飯田の可能性2015
Author(s)
新藤浩伸
Organizer
高校生を対象にした大学講義
Place of Presentation
長野県飯田風越高等学校
Year and Date
2015-12-09 – 2015-12-09
Invited
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