2015 Fiscal Year Research-status Report
大学における有効なキャリア支援に向けての実証的研究-ジェンダーの視点からの分析
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26381147
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
谷田川 ルミ 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (20624266)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 大学生調査 / 女子学生 / キャリア / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画に基づき、平成27年度は以下の通り研究を行った。 ①質問紙調査の分析と成果発表:質問紙調査については、別の共同研究で行った大規模大学生調査を2種類ほど使用させてもらえることになったため、当初、本研究で計画されていた質問紙調査は行わず、大規模大学生調査の分析作業を進めることができた。9月の日本教育社会学会での学会発表、報告書の執筆などを通して成果を発表した。一連の分析作業からは、女子学生のキャリアに関する多くの知見が得られたため、引き続き、分析作業と成果のまとめを進める。 ②インタビュー調査:主に理工系大学に在籍する1~4年生の女子学生を対象として、将来のキャリア展望についてのインタビュー調査を行った。現在、テープ起こしが終わり、データ分析をする段階になっている。 ③単行本の刊行:本研究の成果の一部を掲載した拙著『大学生のキャリアとジェンダー-大学生調査に見るキャリア支援への示唆-』を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ、研究計画通りの進捗状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、インタビュー調査のデータ分析を中心に行い、成果報告を進める予定である。また、最終年度であるため、成果のまとめも適宜進め、学会発表や論文の投稿を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた質問紙調査をする必要がなくなった。また、インタビュー調査を近隣の大学で行ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度はインタビュー調査を遠隔地で行う予定があるため、旅費として使用する。また、成果報告のための学会出張費、報告書の印刷費として使用予定
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