2015 Fiscal Year Research-status Report
アジア地域における家庭科プロフェッショナル育成の連携支援プログラム
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26381177
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
中山 節子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (50396264)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 美穂 埼玉大学, 教育学部, 教授 (00361395)
伊藤 葉子 千葉大学, 教育学部, 教授 (30282437)
藤田 智子 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (40610754)
西原 直枝 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90611129)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 家庭科教育 / 研修プログラム開発 / アジア地域 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度の成果は、研修プログラムの実施である。研修プログラムは、自国の家庭科や家政学の発展に寄与できるプロフェッショナル養成と日本人若手研究者のグローバル人材育成を目指す双方向型の連携支援を目的とし、2016年7月27日～31日に千葉大学にて実施された。研修プログラムの参加者は、アジア地域諸国と日本の家庭科教育実践者である。各国より多数応募があり、インドネシア、タイ、シンガポールより各２名を選出した。日本の参加者は、若手研究者かつ小中高等学校の現場で指導実践をしている教員３名を選出した。研修内容は、昨年度の研究成果であった研修用テキストを用いた講義と調理・被服などの実習も盛り込以下の通りに実施した。
Introduction guidance, Kateika at school, Food cultural exchange, Clothing and Housing, Sewing practice, Child Development and Care, Family and Community, Kateika and ESD, Experience wearing kimono, Cooking practice, Food and Cooking, Country presentation of Education and Home Economics, Wrap-up activity
この研究活動の成果として、鳴門教育大学で開催された日本家庭科教育学会第58回大会（2015年6月28日）と香港で開催された18th ARAHE Biennial International Congress(2015年8月3日)にて研究報告を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度の研究計画は研修プログラムの実施が研究の柱であった。研修プログラムは参加者やその他のオーディエンスからも高い評価を得た。同時にプログラムの課題も明らかとなった。すなわち、参加者の専門性とそれに併せたプログラムの目的と内容の問題である。アジア地域諸国においては、学校教育の中で家庭科を必修として位置付けている国が少ないために、家庭科を専門とし、かつ学校現場で家庭科を実践する若手研究者は少ない。そのために、参加者の専門、学校現場での経験の有無などは一様ではなく、参加者の専門性の程度に差が生じ、プログラムの到達目標や内容を調整する必要が出た。
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| Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究計画は順調に進展しているため、予定していた最終年度の研究計画通りに、これまでの研究の成果を統合し、研修テキスト及び研修プログラムを広く公表していく。
研修テキストは、平成27年度の研修プログラムの実施から得た知見や課題を踏まえて、日本の家庭科とその指導について、アジアにとどまらずに広く世界に発信することを目的として、研修テキストを改定し、冊子にする。研修プログラムは、プログラムの教育的効果や課題を整理し、今後アジア地区家政学会大会のPreやPost congressなどにおいて研修プログラムの実施が可能かどうか検証する。
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| Causes of Carryover |
宿泊費が予算で見積もった金額よりも安かったために、差額が生じた。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
今度報告書を兼ねて発行する研修テキストの印刷費用が当初の予算以上にかかるため、残額はその費用に使用する。
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