2015 Fiscal Year Research-status Report
学習者の教室内英語使用促進のための「教室内英語力評価尺度」の開発と活用
Project/Area Number |
26381199
|
Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中田 賀之 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (40280101)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 裕三 富山大学, 医学薬学研究部(医学), 教授 (80304559)
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
長沼 君主 東海大学, 外国語教育センター, 准教授 (20365836)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 教室内英語 / 教師教育 / 教員養成 / 専門知識の開発 / 教室内英語評価尺度 |
Outline of Annual Research Achievements |
学習者の英語使用の促進に寄与するためには、 教師の教室内英語力の把握にとどまらず、 学習者の教室内英語の実態を把握することが肝要である。つまり、作成した尺度自体の教師による広範囲な使用を支援し、そこから得られる情報を元に尺度を継続的に改善する一方、 学習者が使用する教室内英語自体を評価する尺度の開発が求められる。本研究は, 英語教師が英語での授業の改善を目的として学習者の教室内英語使用促進のために活用できる、「学習者の教室内英語評価尺度」、およびこれを有効に活用するための「学習者と教師の教室内英語力向上の手引き」の開発を目指す、共同研究である。平成27年度は、研究協力者とも必要に応じて連絡をとりつつ、分担者との会合を計五回ひらいた。学習者用教室内英語力の評価尺度の原案を作成し、協力者の協力を得つつ、精緻化にむけてデータ収集・分析をし、全国英語教育学会において学会発表をおこなった。今後データ収集および分析をすすめ、更なる精緻化を行う予定である。タスク別評価尺度については,開発した尺度の成果(教室内英語タスク別評価尺度)を論文として出版した。また、統合的診断尺度についても、教職教室内英語タスク別評価尺度課程の「英語科教育法」における模擬授業の評価で活用し,その有用性についてのデータを収集した。この活用事例について,現在データを分析中であり,研究成果については口頭または論文としての発表する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現地の情勢が不安定なため延期されていた香港での現地調査であるが、会合を行い十分に下準備をした上で、実施した。学習者用教室内英語力の評価尺度の原案は作成しているが、尺度の質的および量的検証についてはやや遅れ気味である。
|
Strategy for Future Research Activity |
学習者用教室内英語力の評価尺度の原案は作成しているが、尺度の質的および量的検証については、確かな成果がでることを優先させつつ、可能な範囲で予定に間にあうよう進めて参りたい。
|
Causes of Carryover |
研究の進捗状況から判断して、研究協力者のとの会合よりも、研究協力者とは連絡を密に取りつつ、分担者との会合を頻繁に持つ必要が出てきた。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後も研究の成果を出す事を優先させて、柔軟に対応する予定である。
|