2015 Fiscal Year Research-status Report
算数教育における児童の数学的価値としての審美性認識のメカニズム
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26381237
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
廣瀬 隆司 四天王寺大学, 教育学部, 教授 (50452660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
坂井 武司 鳴門教育大学, その他の研究科, 准教授 (30609342)
長谷川 勝久 東洋大学, 文学部, 教授 (80321280)
島田 和幸 四天王寺大学, 教育学部, 教授 (90531492)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 数学的価値 / 児童の審美性認識 / メカニズム / 授業実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は, 「審美性認識に関する児童の特徴を述べること, 算数教育における司児童の審美性認識に関する測定尺度を開発すること, 審美性に関する教材開発を行うこと, 開発された教材を用いた授業実践により, 授業の効果を明らかにすること」である。 平成26年度の実績としては, 第2学年から第6学年の児童(約200名)に実施した図形領域における児童の審美性認識に関する実態調査の結果を分析・考察した。また, 数と計算・量と測定・図形・数量関係の各領域における児童の審美性認識に関する測定尺度開発に関して, 調査項目(67項目)を作成した。 平成27年度の実績としては, 第6学年の児童(名)に実施した調査結果により, 数と計算・量と測定・図形・数量関係の各領域に関する測定尺度の開発(各領域それぞれ7項目・6項目・7項目・10項目)及び各領域をまとめた全体としての測定尺度の開発(21項目)を行った。授業実践に関しては, 平成28年6月~11月にかけて行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の目的は, おおむね達成されていると考える。第2学年から第6学年の児童に実施した図形領域に関する実態調査の分析・考察は平成26年度中に終わった。また, 平成27年度中に, 数と計算・量と測定・図形・数量関係の各領域における児童の審美性認識に関する測定尺度は, それぞれ, 開発し, また, 各領域をまとめた全体としての測定尺度も開発した.各領域に関する授業実践は, 第6学年の児童を対象とし, 平成28年6月から11月にかけて実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は, 数と計算・量と測定・図形・数量関係の各領域において, 第6学年を対象とし, Abductionを用いた授業実践を6月~11月に実施することを計画している。
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Causes of Carryover |
3月末の出張であったため, 次年度に繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
4月に精算予定である。
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