2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development study of a curriculum and the system on "fusion of a theory and the practice" in the teaching profession graduate school
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26381260
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
宮下 治 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (30453955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉本 哲男 愛知教育大学, 教育実践研究科, 教授 (30404114)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 教職大学院 / EdD / 教科教育学 / 教科内容学 / モデルカリキュラム / 指導システム |
Outline of Annual Research Achievements |
文科省より(平成25年10月)「大学院段階の教員養成の改革と充実等について」報告され、教職大学院における「理論と実践の融合」カリキュラム・システム開発に関する研究が、全国で加速化している。そこで本研究は、教師の力量形成における「理論と実践との融合・往還」に焦点化したモデルカリキュラムと指導システムを開発し、その教育効果を検証することをねらいとした。 そのため、我国の先行研究や事例調査、及び海外のEd.D等を踏まえて輪郭を描き、愛知教育大学教職大学院において、カリキュラムの目標・内容・方法・評価、及び教育効果への影響過程の仮説モデルを開発・実施・検証を行った。次に、現職院生・ストレートマスターのそれぞれの力量形成に鑑み、教育実践と教育研究との「学びの関係性」を理論的・実証的に再検証を行った。最終的に、これらの総合的な知見を援用して、今後の教職大学院に参考となるカリキュラムの提案を行った。 平成26年度は、実施した教職大学院の現職教員院生の修了者・在学者を対象に実施した実態調査、並びに修士課程、並びに博士課程(Ph.DとEd.D)の実態を調べるために、イギリスの2大学への訪問調査を実施した。また、平成27年度は、国立大学教職大学院21校について、カリキュラムに関する概要、並びに「教科教育学」や「教科内容学」の専門性の確保の実態について調査・比較し、教職大学院のカリキュラムについての現状の把握を行った。平成28年度には香港の1大学とニュージーランドの1大学への訪問調査を実施した。これらの結果を踏まえて、教師の力量形成における「理論と実践との融合・往還」に焦点化したモデルカリキュラムと指導システムの開発と提案を行った。
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Research Products
(15 results)