2017 Fiscal Year Research-status Report
幼児・児童を対象とした日本美術鑑賞教育プログラムの開発
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26381294
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Research Institution | Kyushu Lutheran College |
Principal Investigator |
犬童 昭久 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 准教授 (40720868)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 鑑賞教育 / 日本美術 / 幼児教育 / 児童教育 / 造形表現 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は4年計画であり最終年であったが、2016年4月に発生した熊本地震において研究室内が被害を受け、研究データや資料などが一部破損した。その後も復旧に時間を要したため、当初の予定通りに研究を進めることができなかった。そのため本年度は昨年度に引き続き、積み残しの作業に時間を費やすこととなった。本年度の研究実績は次のとおりである。 (1)新学習指導要領における造形的な表現の活動と図画工作科を通して育む資質・能力について明らかにした。(2)造形的な表現と鑑賞の活動の関係性について明らかにし、幼児・児童の美術鑑賞の意味について確認を行った。(3)日本美術の鑑賞学習の現状と課題について明らかにし、日本美術を取り上げる意義について確認を行った。(4)調査結果を一覧表にまとめ、全体内容の可視化を行った。(5)これまでの研究成果を論文にまとめた。 以上の調査結果を基に、次年度は、プログラムを協力校で実施し、成果をまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
(理由) 本研究4年目であったが、2016年4月に発生した熊本地震において研究室内が被害を受け、研究データや資料などが一部破損し、その後も引き続き復旧に時間を要した。また、予定していた協力校での実践を行うことができなかったため、計画通りに研究を進めることができなかった。 以上が遅れている理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
(今後の推進方策) 計画を調整しながら内容を精査しつつ、教材試作品を作成して協力校で実践し、効果を検証する。 (1)教材試作品の作成(事例と鑑賞指導法や支援法をまとめる。) (2)協力校での実践(協力校にて教材試作品を使用した鑑賞教育プログラムを実施し、その効果を検証する。課題があれば改善を行う。) (3)学会論文執筆等(学会等における成果発表を行う。)
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Causes of Carryover |
(理由)次の3点により生じた。 ①2016年4月の熊本地震において研究室が被災し、その後も引き続き復旧に時間を費やしたため、当初の予定の研究を進めることができなかったことによる。②研究補助の人件費・謝金が発生しなかったことによる。③映像・焼付費、スキャナプリント費、研究成果稿料が発生しなかったことによる。 (使用計画)設備備品(日本の伝統・文化関連図書、図画工作科教育関連図書、保育教育関連図書、美術鑑賞関連図書)、消耗品(プリンタインクトナー、印刷用紙、日本の伝統・文化関連教材用素材、保育教育関連教材用素材、美術鑑賞関連教材用素材)の購入、調査・研究旅費と研究成果発表旅費、研究補助、映像・焼付費、スキャナプリント費、研究成果稿料として使用する。
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Research Products
(2 results)