2016 Fiscal Year Annual Research Report
Magnetoconductance Effect of Organic Solar Cell due to the Conservation Rule of Electron Spin Angular Momentum
Project/Area Number |
26410088
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
生駒 忠昭 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10212804)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 電子スピン角運動量保存 / 磁気伝導効果 / 有機太陽電池 / キャリア動力学 / 電荷再結合 / 一重項解裂 / トラップ反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、複雑な内部構造を有するBHJ有機太陽電池におけるキャリア動力学の解明を目的として、Poly(3-hexylthiophene) (P3HT)と[6,6]-Phenyl-C61-Butyric Acid Methyl Ester (PC61BM)からなるBHJ電池を対象に、磁気インピーダンス分光(磁場中でのIS、MIS)を用いた研究を行った。 [ITO/PEDOT:PSS/P3HT:PC61BM/Al]を定法により作成した。順バイアス電圧Voの下、素子に変調電圧(振幅10 mV、周波数f=5x10-1-1x105 Hz)を印加し、生じた変調電流を電流アンプで増幅後ロックイン検出し、複素インピーダンスZを得た。また、外部磁場中でZを計測することで、磁気伝導効果および磁気静電効果を同時に観測した。変調電場を用いる本計測法によって、直流電場で見えなかったジェミネート電子正孔対の検出に成功した。
|
Research Products
(19 results)