2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of thermally stable and transparent aromatic poleketone films
Project/Area Number |
26410218
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
前山 勝也 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 准教授 (20311657)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 耐熱材料 / 溶剤可溶性 / 透明材料 / 芳香族ポリケトン |
Outline of Annual Research Achievements |
高耐熱性・溶剤可溶性・透明性を併せ持つ芳香族ポリケトン素材の開発を、前年度までの結果を元に引き続き行った。 具体的には二つのアプローチ、すなわち、Eaton試薬を用いる直接重縮合ならびに、求核芳香族置換重合を行った。また基質には前年度まで検討してきた脂環式ジカルボン酸だけでなく、芳香族ジカルボン酸を用いる検討も合わせて行った。 その結果、合成アプローチについては、Eaton試薬を用いる直接重縮合の方がより透明なポリマーが生成するものの、求核芳香族置換重合においても反応温度および溶媒を適切に選択することにより透明性を大きく向上できることがわかった(光線透過率90%以上)。 一方、基質についても、従来の脂環式ジカルボン酸を用いる方が、より透明な材料が得られるものの、芳香族ジカルボン酸についても、4,4'-オキシビス安息香酸等一部のジカルボン酸を本重合に用いると、高重合度かつ、脂環式ジカルボン酸より生成されるポリマーよりもよりガラス転移温度の高く、また、従来のPEEKに見られた黄土色の着色はほとんど見られず、黄色度の極めて低い材料が得られることを新たに見出した。4,4'-オキシビス安息香酸を用いることで、その中心に存在するエーテル酸素により反応性が向上するとともに、共役切断により着色が大きく抑制されたものと考えられる。 さらに、Eaton試薬を用いる直接重縮合において、三官能性アシル受容モノマーを新たに設計し、一部共存下での検討を行ったところ、加えない直鎖状高分子に比べて、フィルム強度の改善された高強度フィルムが得られることを合わせて見出した。
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