2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Pulse Compression Codes with Small Sidelobe Levels
Project/Area Number |
26420394
|
Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
高瀬 浩史 日本工業大学, 工学部, 教授 (80306266)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 符号 / パルス圧縮 / レーダ / 組合せ最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,レーダの距離分解能の向上と探知距離の増大を実現するパルス圧縮技術で用いられる符号として,サイドローブの小さな符号を見出すことである.本研究では,圧縮パルスを複数のサブパルスで構成する幅広パルス圧縮符号を提案している.この提案符号である幅広パルス圧縮符号は,従来符号に比べ時間サイドローブが小さいという優れたサイドローブ特性を有することがこれまでの研究から分かっている.近年,高分解能レーダの要求が高いことから,符号長の長い幅広パルス圧縮符号が必要である.しかし,符号の探索には莫大な時間を要するため,効率良く探索を行うために組合せ最適化手法を用いた符号探索アルゴリズムを検討した.組合せ最適化手法としては,遺伝的アルゴリズム(GA),焼きなまし法(SA)および粒子群最適化(PSO)の3種類を用いた符号探索アルゴリズムを検討した.平成28年度は,GAを用いた探索において,従来符号に比べサイドローブの小さな符号を見出すことができた.また,符号の特性評価を実施したところ,優れたドップラー特性を有する符号であることが確認できた.
|