2016 Fiscal Year Research-status Report
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26420428
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| Research Institution | Tokyo Denki University |
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Principal Investigator |
大塚 尚久 東京電機大学, 理工学部, 教授 (30185318)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 切り替えシステム / 二次安定化 / 経由問題 / 非線形システム / 出力トラッキング問題 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度の研究実施計画は，平成26年度および27年度で得られた成果を見ながら行われた．以下に実績の概要をまとめる．
（切り替えシステムの安定性と経由問題への応用）定数入力をもつ連続時間線形切り替えシステムが，状態フィードバックによって，二次安定化可能であるための条件について考察し，その応用として，指定された複数の状態を近似的に経由する問題，いわゆる経由問題が定式化され，問題の可解条件が与えられた．さらに，定数入力をもつ離散時間線形切り替えシステムに対して，状態フィードバックによって，二次安定化可能であるための十分条件と必要条件が調べられた．その応用として，指定された複数の状態を近似的に経由する経由問題が定式化され，問題の可解条件が与えられた．さらに，上記問題に対して，数値シミュレーションにより結果の検証を行った．得られた結果は，国際会議にて論文発表された．
（不確かさをもつ切り替えシステムの安定性と経由問題への応用）定数入力をもつ連続時間線形切り替えシステムのサブシステムがポリトープの意味で不確かさをもつ場合について，状態フィードバックによって，二次安定化可能であるための条件について考察し，ロバスト経由問題が定式化され，その問題の可解条件が調べられた．
（非線形切り替えシステムの安定性）高次の非線形性をもつ不確かな非線形システムに対して，安定性と関連のある出力トラッキング問題に対する新たなトラッキング制御設計の方法を提案した．得られた成果は，学術雑誌へ投稿した．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者は，平成27年度，平成28年度の２年間，学内業務が多忙であったため，研究課題の遂行と予定していた学会参加および論文執筆等が計画通り行うことができなかった．
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| Strategy for Future Research Activity |
今年度が，本研究課題遂行の最終年度であることから，研究計画で残された研究課題を遂行し，成果を論文にまとめて公表する．また，研究協力者とは，電子メールおよび国際会議参加等での議論を通して研究を行う．
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| Causes of Carryover |
研究代表者は，平成２７年度および２８年度の２年間，学内業務が多忙であったため，予定していた学会参加および論文投稿等が計画通りに行うことができなかったため．
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究代表者と研究協力者の国内学会および国際会議への旅費と参加費,さらには学術論文掲載のための費用を計画している．
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Research Products
(2 results)
