2015 Fiscal Year Research-status Report
居住環境における悪臭の国際的実態調査と対策評価方法の検討
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26420586
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
長谷川 麻子 熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (80347004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 敬 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (90264275)
宗像 瑞恵 熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (30264279)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 臭気 / 濃度低減 / 対策 |
Outline of Annual Research Achievements |
1) 内装材料の化学物質除去性能については、流速-除去率曲線から近似式を求め、低減性能を表す指標としてεを算出することができ、材料ごとの特性として比較できることが分かった。また、JIS小型チャンバー法において求められた低減性能と一致することも分かり、開発した試験方法はJIS小型チャンバー法より安価で短期に結果が得られる簡易試験方法として有用であるといえそうである。
2) 国際的に気になる臭気として、糞尿のにおいが共通している傾向が得られ、天草の養豚場周辺における現場モニタリングを実施、養豚場からの距離と臭気成分濃度の関係を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外におけるアンケート調査は、国際会議出席がかなわず進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
1) 臭気に関する国際アンケート調査を可能な限り進める。 2) 糞尿臭の除去対策として、熊本県内で調達できる材料を用いた脱臭設備を実験的に開発する。
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Causes of Carryover |
海外におけるアンケート調査が予定通り実施できなかったので、次年度に繰り越し。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に、国際会議へ出席し、アンケート調査を行う。
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Research Products
(3 results)