2017 Fiscal Year Annual Research Report
Style of Use and Time Spent in Rooms by Elderly People Living Alone in Rural Areas
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26420612
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| Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
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Principal Investigator |
松本 真澄 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (60229573)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 高齢者 / 地域継続居住 / 人感センサ |
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| Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会を迎え独居高齢者が増加するなか、高齢者の社会的孤立を防ぎ、居住の安定をはかることが急務となっている。そこで、独居率が高くコミュニティの希薄化が懸念される郊外計画住宅地を対象に、自立支援機器として見守りセンサー（赤外線人感センサー）を利用することにより、高齢者の生活行動をモニタリングし、従来の住まい方調査とあわせて高齢者の住宅内行動を客観的に分析し、独居高齢者の在宅での生活様態を時系列的に把握し、効率的な見守りシステムの構築に資することを目的に研究を行った。
計画住宅地である多摩ニュータウンにおいて、8名の独居高齢者を対象に、長期間のモニタリングを行った。また、これまでに行った東京都内既成市街地、および宮城県における調査と比較した。調査は、各部屋に人感センサーを設置し、１分単位でのデータを収集した。人感センサーによる生活行動把握の特徴や限界を明らかにするとともに、長期にわたるデータ収集により、居室滞在傾向の変化など、これまでの聞き取り調査では把握することが困難な、より詳細な生活行動の把握が可能となった。
例えば、長期間の計測により、季節による生活行動の変化を捉えることができた。比較的活動的な対象者においても、歩行に支障があるような対象者においても、居室利用頻度が夏期に低下する傾向がみられ、特に日中滞在している居室における利用頻度の低下が顕著であった。一方、寒冷地である宮城県の対象者は、冬季に居室移動が鈍化する傾向があり、温度変化が生活行動に影響を与えていることが読み取れた。
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Research Products
(2 results)
