2014 Fiscal Year Research-status Report
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26420693
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Research Institution | Japan Fine Ceramics Center |
Principal Investigator |
幾原 裕美 一般財団法人ファインセラミックスセンター, その他部局等, 主任研究員 (80450849)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 蓄電池材料 / 複合錯体 / 透過型電子顕微鏡 / 微細構造 / リチウムイオン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、化学溶液法を用いて構造制御した蓄電池材料の作製法を検討し、その結晶構造と微細構造について明らかにする。また、電極材料の成膜化を試み、基板とのエピタキシー性および結晶性に着目して電子顕微鏡法、X線回折法により、界面構造解析を進め、膜-基板材料、界面構造の安定性、配向性等の構造解析を行う。本年度は、化学的に調製して得られた蓄電池材料の前駆体である複合錯体の熱分解挙動、結晶化挙動について検討した。また、前駆体溶液を基板上に製膜、焼成することにより得られた電極膜のエピタキシー性について透過型電子顕微鏡を用いて界面構造を解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
化学溶液法による蓄電池材料の作製法、構造解析法について、初年度の研究目的をおおむね達成している。
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Strategy for Future Research Activity |
合成試料について、結晶化挙動について詳細に検討し、微構造解析を進めることで、プロセシングと結晶化、構造形成との相関性を検討する。
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Research Products
(3 results)