2015 Fiscal Year Research-status Report
放線菌由来強発現プロモーターSCMPの機能解析とその応用
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26420805
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Research Institution | 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所 |
Principal Investigator |
畑中 唯史 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所, その他部局等, その他 (00344408)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | プロモーター / 放線菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
発現用宿主として使用するSterptomyces lividans 1326株におけるSCMPプロモーター下流の発現を、レポーター遺伝子としてロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)を用いて検討した。その結果、TH-2株での発現と同様に、リン酸およびグルコースを豊富に含むPG培地でのみ、培養上清においてLAP 活性が認められた。SCMPプロモーターの必須領域をLAP活性を指標に検討したところ、3’側70塩基対の領域があればよく、培地成分についても制限が緩和され、かつ、発現量も増加することを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プロモーターの必須領域を明らかにでき、進捗は順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
転写開始点を明らかにするとともに、培地成分の検討、発現対象の拡大について、取り組む予定である。
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Causes of Carryover |
次世代シークエンサー等高額試薬を使用する実験を、2016年度において計画しているために差額が生じたものである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度において、次世代シークエンサーによる発現解析を行う計画である。
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