• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Research-status Report

ロンボメア構造を手がかりに蝸牛神経核cell type分化の分子機構を解明する

Research Project

Project/Area Number 26430026
Research InstitutionNagoya Bunri University

Principal Investigator

成田 裕一  名古屋文理大学, 健康生活学部, 准教授 (40360614)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
Keywords蝸牛神経核 / 免疫染色 / cell type
Outline of Annual Research Achievements

蝸牛神経核のcell typeを識別する目的で、マーカー抗体による免疫染色の条件設定を行った。生後21-28日齢の野生型マウスの脳を還流固定し、凍結切片を作成した。複数のglutamate抗体、calbindin抗体、calretinin抗体を用いて免疫染色を行い、各抗体に適した染色条件を検討した。それと並行して、脳の一部でβガラクトシダーゼを発現するマウスの凍結切片を用いて、複数のβガラクトシダーゼ抗体の染色条件についても検討を行った。
検討を行った抗体のうち一部のものについては条件を確立することができたが、それ以外のものに関しては、更なる条件検討が必要である。さらに、研究目的を達するためには、抗体を組み合わせて2重、3重染色の方法を確立する必要があるため、複数抗体間での染色条件の擦り合わせや、新規の抗体の探索にも着手しているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

これまでに用いた抗体について確立できた染色条件が、抗体により異なっているケースが想定以上に多く、単純に多重染色を行うことができなかった。そのため、新たな抗体を解析したり、染色条件の擦り合わせをおこなうために予想以上の時間を要しているため、研究計画よりもやや遅れ気味となっている。

Strategy for Future Research Activity

条件を確立することができていない抗体に関しては、更なる条件検討を進める計画である。また、2重、3重染色の方法を確立する必要があるため、複数抗体間での染色条件の擦り合わせを進める。多重染色を少しでも容易に行うため、できるだけ似た染色条件の抗体を利用できるよう、並行して新規の抗体の探索も進める。
多重染色の条件設定が完了次第、ミュータントマウスを用いた染色を行い、ロンボメア構造による位置情報と、最終的に分化するcell typeの間の関係性について解析を進める予定である。

Causes of Carryover

本年度に計画していた免疫染色の立ち上げに必要な試薬および機器や抗体の一部が、並行して遂行している別研究と共通して使用できるものであり、本年度は別研究の研究予算によりそれらを購入できたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

本年度に染色条件を確立することができた抗体群だけでは、目的の多重染色を網羅できないことが判明したため、新規の抗体やあたらな染色条件を用いることが必要である。
また、本年度の研究の過程で、染色切片の最初のスクリーニングには、蛍光実体顕微鏡があると便利であると感じられた。そこで、本年度セーブすることができた予算を、新たな抗体の購入や試薬の購入にあてるとともに、実体顕微鏡の導入を検討したいと考えている。

URL: 

Published: 2016-05-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi