2015 Fiscal Year Research-status Report
ロンボメア構造を手がかりに蝸牛神経核cell type分化の分子機構を解明する
Project/Area Number |
26430026
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Research Institution | Nagoya Bunri University |
Principal Investigator |
成田 裕一 名古屋文理大学, 健康生活学部, 准教授 (40360614)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 蝸牛神経核 / cell type / ロンボメア |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、蝸牛神経核のcell typeを識別するためのマーカー抗体を用いた免疫染色の条件検討を行った。生後21-28週齢の野生型マウスの脳を還流固定した後、凍結切片を作成し、各種抗体による免疫染色を行った。昨年度問題として残されていた2重、3重染色の条件設定は一部を除いて確立することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
27年度は校舎新築に伴う研究室の引越があったため、当初の予定通りには研究を進めることができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
多重染色の条件が確立できていない一部の抗体セットについて、新規の抗体を用いるなどして、集中的に条件検討を行う予定である。 その条件が設定でき次第、変異マウスを用いた解析を行い、ロンボメア構造における位置情報と、分化してくるcell typeの関連について解析を進める計画である。
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Causes of Carryover |
当該年度は、校舎新築に伴う研究室の引越があり、当初の研究計画から遅れが生じたため、予算執行も計画通りには進められなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
昨年度,導入を検討していたが、引越などの兼ね合いで導入することができなかった蛍光実体顕微鏡を導入し、効率よく抗体のスクリーニングを行えるようにしたいと考えている。
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