2016 Fiscal Year Research-status Report
成長期における獲得筋量と骨量・脂肪量および生活習慣との関連性
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26440267
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
間瀬 知紀 京都女子大学, 発達教育学部, 准教授 (90612846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 晴信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10322140)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 体組成 / 筋量 / 骨量 / 脂肪量 / 生活習慣 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、成長期における筋量獲得や骨量・脂肪量および生活習慣因子との関連性について解明するものであり、小・中学生を対象として、①二重エネルギーエックス線吸収測定法による筋量および体組成を測定し、②食事・身体活動を中心とした現代都市社会での生活習慣を評価し、獲得筋量の多様性と骨量・脂肪量との関係、および生活習慣因子との関連性を評価することを目的とした。また、大学生を対象として小・中・高校生時を含めた過去の生活習慣や日常生活における活動量、体力、食行動、骨量について調査し、現在の筋肉量への関係性についても検討を加える。 平成28年度においては、獲得筋量の多様性と骨量・脂肪量との関係、および生活習慣因子との関連性を評価することを目的として、筋量獲得がピークにあると思われる大学生を対象に体組成測定、質問紙調査、体力測定および活動量調査を実施した。獲得筋量がピークにあると思われる大学生を調査対象として加えることで、筋量の獲得に影響を及ぼすと考えられる過去および現在の生活習慣要因を検討し、加齢に伴い骨格筋量が低下する病態であるサルコペニア予防対策に関するエビデンスを提供できるのはないかと考えている。大学生を対象とした体組成測定においては、二重エネルギーエックス線吸収測定法を用いた測定が不可能であったことから、二重エネルギーエックス線吸収測定法の結果から推定式が設定されている生体インピーダンス法を用いて行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度は、大学生を対象とした体組成測定および生活習慣に関する調査を実施した。本研究課題の目的を達成するためのデータを得ることができていると考えられる。また、得られたデータの一部を解析し、一定の知見を得た。平成28年度はこのデータを用いて研究成果の発表も行った。
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Strategy for Future Research Activity |
小・中学生を対象とした調査において採取したデータについては、対象者数が蓄積されたことから総合的に解析をすすめている。また、大学生を対象とした測定においては、平成28年度内に測定・調査を終え、平成26年度、平成27年度の調査結果と合わせた3年間で得た結果を総合的に解析する予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、平成28年度には調査対象とする被験者の確保に困難を要し、調査が遅延した。そのため、本研究で得られた知見を論文として学術雑誌に投稿する予定であったが、論文を投稿するための費用等が発生しなかったことがあげられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会参加に伴う旅費や学会誌に報告する際の投稿費、英文校正費等に支出を予定している。
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Research Products
(9 results)